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靴下 香
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Novels by 靴下 香

性隷術師の成り上がり~ドスケベモン娘たちとハーレムダンジョンライフを満喫しよう~

性隷術師の成り上がり~ドスケベモン娘たちとハーレムダンジョンライフを満喫しよう~

人生に一度だけ、15歳を迎えた時、精霊との契約に臨むことができ、成功すれば精霊術という魔法が使えるようになる中で、ディータは淫魔と契約してしまい、性隷術を手に入れてしまう。 これを機にディータは考え、これからは自分に素直に人生を送ろうとした結果、世に蔓延る危険なモンスターを人間のように変化させることでできるようになりモンスター娘を侍らせるが、それがこの世界に住む人間たちから危険視されることとなってしまう。 これは、人よりちょっとスケベで特殊性癖を抱えた男の子が、ダンジョンでエッチなモンスターに囲まれて過ごせるようになるお話。
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Chapter: 調教、あるいは躾けの時間
「いつつ……ひ、久しぶりにこんな怪我したわ」「ぴぴー……」 街道近く、森への侵入口に作っていた野営地に戻ってきて傷の具合を確かめる。 ここまでの怪我をしたのは狩りになれてなかった頃以来だ。 基本的にこういう怪我をしないように立ち回るのが狩りでもあったし、慣れてきてからは滅多に怪我しなかったもんだから、なんとも昔を思い出す。「大丈夫だよ、スラピィ」「ぴぴっ」 傷の手当をしている俺へとすり寄ってきたスラピィの頭を撫でれば、安心したのか太ももあたりをすりすりしてきた。まじでかわいいなこいつ。「グルル……」 うん、かわいいだけってわけでもないか。 スラピィオナホの要領か、スラピィは自分の身体の一部を切り離し、フォレストウルフを拘束する縄のようなものを作ってくれた。 切り離して体積が減っても、ものの数秒で元の大きさに戻る。 アルエ様いわく、自分の魔力で身体を形成しているから、魔力が尽きない限り再生可能らしい。 便利なもんだと思ったりもするが、それ以上にCマイナスランクのフォレストウルフが身動き取れなくなるくらい頑丈なもんを作れるあたりに驚きがある。 体当たりでアイツをすっ飛ばしたことと言い、フォレストウルフに取り付き完璧に身動きを封じたスラピィというスライムは、間違っても最弱モンスターなんて言えないだろう。 今になって思えば、アルエ様が言った危険はないってのは、スラピィがいる以上どうにでもなるって言う意味だったのかもしれない。「気をつけてくださいよ、アルエ様」「心配してくれてるの? ちょっと意外だわ、まぁありがと」 スライムロープでグルグル巻きにされているフォレストウルフの周りを飛び回り、何やら調べている様子のアルエ様は、ちょっと目を丸くした後、そっぽ向きながらお礼を言ってくれた。 何にしても無事に戻ってこられて良かった。 焚き火に木をくべながら、命あっての物種ってのはこういうことなんだろうなと思う。「ディータ」「ん、もうアイツは良いのですか?」「まぁね」 やってやったぜみたいな雰囲気で、額を腕で拭いながら小さなコップに入っている水を飲み干した。「何?」「いや、おっさんくせぇなこの人って思いまして――あだっ」「そこまであたしに慣れなくていいから。表向きだけだってわかってるけど、ちゃんと敬いなさい」 投げつけられたコップ
ปรับปรุงล่าสุด: 2026-06-15
Chapter: 初めての成功
 街道から更に離れるよう森の奥へと進んでいく。 当たり前と言えばそうだが、魔物除けが施された場所から離れれば離れるほどモンスターと遭遇する可能性は高くなる。 ほぼ無害とされているスライム、あるいは魔物除けを何ら問題にしない強力なモンスターなら別だが、基本的にはそのモンスターにとって影響がない場所に生息しているものだ。「フォレストウルフ、かぁ……」 アルエ様は失敗しても危険はないと言っていたが、具体的なことは何も教えてくれなかったし一抹の不安が拭い切れない。 俺自身、魔物避けが施されている場所から、事前準備なしでここまで離れるのは初めてだし、何より目的はフォレストウルフ、警戒しすぎて悪いことはないだろう。 森という環境に適応したウルフというモンスター。 それがフォレストウルフという四足歩行の獣型モンスターだ。 モンスターには何処に生息しているかによって冠詞がつく。 ウルフは基本的に草原、あるいは平原に生息しているモンスターであり基準とされている。 特徴としては動きが素早く、人に対して好戦的で、群れをなして旅人を牙で追い立てるといった感じ。 では、そんな基準とされているウルフに、フォレストという冠詞がついたモンスターはどんな存在なのか。「ねぇ? いくらフォレストウルフは気配を消すことが得意にしても、警戒しすぎじゃない?」「いやいや、これでも大胆すぎるかなと思っていたくらいですって」 アルエ様は俺を殺したいのかな? 何言ってるんですかってもんだ。 そう、フォレストウルフは森という環境に適応し、気配を消す術を身に着けた。 進化したと言ってもいいか。群れで行動することをやめ、森という環境を利用し自分の気配を消し、獲物を仕留める森のハンターとなったのだ。 ハンターギルドなんかから公表されている危険度はCマイナス、だったかな? 一般人、戦う力を持たない人は決して相手をしないようにってランクに設定されている。 ちなみにスライムはG、認定ランクの中では最低のものだ。 ……うん、やっぱ無茶だろどう考えても。「アルエ様、やっぱり一旦戻りませんか? トラップなんしを作ってからもう一度ってことで」「うん、却下♡」 これだもんなぁ……スパルタが過ぎませんかね。 確かに、発情魔法を一回使っただけで魔力切れになることはなくなった。 けど、発動対象
ปรับปรุงล่าสุด: 2026-06-14
Chapter: 嘘つき淫魔はわからせたい
 悪魔は嘘をつく。  正確に言うなら、意味のある嘘を呼吸するかのように平然とつく、かな。  逆に言うなら意味のない嘘はつかないってこと。 淫魔といえど、あたしも悪魔だ。  当然とは言わないし、これが普通だとも思わないけど意味のある嘘をつく。 だから、ディータに対してだって、もちろん嘘を重ねている。「くっ! スラピィの中、気持ちよすぎんだろっ!」「ぴっぴぴー♡」 魂の形が似ている。  それはあたしと、じゃあない。 というか、気づいていないのかしら?  妖精体とは言え、人間界とは文字通り次元が違う世界に住んでいるあたしを顕現できている異様さに。  たかが一度、スライムとは言え精を与えただけでユニークモンスター化させることができる異質さに。 どっちの点を考えても、契約したての人間ができるものじゃあない。「ったく! 使うたびに具合がよくなるなぁ! スラピィはさぁ!」「ぴぴっ♡」 間違いなく、普通の人間じゃない。 いえ、普通じゃないなんてわかっていたことね。  そもそも契約の時だってそうだ、あたしが見つけたんじゃない、むしろ見つけられた。  呼び寄せられたと言っても良いわね、選んだんじゃない、選ばれたんだ、あたしは。「くぅ……っ! イクぞ! 射精るぞスラピィ! しっかり受け止めろよっ!」「ぴっ♡」 あのスライムを見ても、その考えは間違っていないと思う。  一度の行為で、あれほど人間に懐くモンスターなんて見たことがない。 ううん、懐くなんてもんじゃないわねあれは、むしろ仕えている、ディータのことを主と仰いでいると言って良い。 あたしにも彼が何者かなんてことはわからないけれど。 それでも、あたしの目的を達成するために一番適した人間であることに違いはないし、あたし以上にディータの目的を達成できるよう援助できる存在はいない。「う、ぉおおおっ!」「ぴぃ……♡」「それに、しても」 疼く。 日課にしろと言いつけたスライムを使ったオナニー。  言いつけを守って、毎晩一度はあの白いスライムから切り離された塊を使って自慰に耽る姿に、お腹の奥が熱を持つ。「は、はぁ……はぁ……」 それもこの妖精体だけじゃない。  魔界にあるあたしの本体だって、きっと下半身から淫水を垂れ流していることだろう。「ん……ふ♡」「っし、もう一回だ!
ปรับปรุงล่าสุด: 2026-06-13
Chapter: そうだ、ダンジョンを作ろう
 スライムの中、あったかいわぁ……。「|もがぼがっ《じゃなくてっ》! っぷぁ!」 顔の部分はそんなにスライムに包まれていなかったことが幸いして呼吸が許された。「し、死ぬかと思った……」 溺死は免れたものの、残念ながら身体は全く動かせない。 スライムの重さも感じるが、何よりこの……粘液? とでも言うか、ネバっとした感触が動きを遮ってくる。「――」「……で、どうしよう」 首から下に広がるスライム。 何をされるわけでもなく、なんだろう? なんかこう、抱きつかれているというか羽交い絞めにされているというか。「も、もしもーし?」「――」 残念ながら意思の疎通はできない様子。 びしゃっと飛び散ったようなスライムの身体が、俺に纏わりついたまま。「う、うーん」 まぁ、身体が溶かされるとかそういうわけではなさそうで安心した。 スライムが何かの骨を身体の中に取り込んでいたとかいう話を聞いたことあるだけになおさら。「むしろ……気持ちいいな?」 こんな時に何を言ってるんだとどこかの淫魔に怒られてしまうかもしれないが、人肌程度に温かいスライムの身体は、ちょっと温めの風呂にでも入っているような感じだ。 まぁ服を着ながらだから少し不快感はあるが……ぶっちゃけ全裸になってからもう一度と思わなくもない。 じゃあ、抜け出せる程度に復調するまでこのままでもいいかと思ったとき。「ん?」「――」 何やらスライムがふるふると震え出した。「あー……ご、ごくらくじゃあ……」 え? 何これ? めちゃくちゃ気持ちいいんだけど? 全身マッサージでも受けているかのような、これは最高ですね、寝てしまいそうです。「って、命の危険には変わりないだろうに俺は一体何を……」 いかん、あぶないあぶない、これがスライムの罠か。 こうして俺を抜け出せないようにしてモノにしようってハラか? やるじゃない、半分堕ちそうになってたぜ。スライムの中、気持ちよすぎんだろっ!「かといって……どうしようもないんだよな」 もう一度動こうとしてみれば、今度は押さえつけられるかのような力で邪魔される。 なるほどつまり、このスライムは意思を持って俺を動かせないようにしているということか。 となるとこのマッサージされてるみたいな動きもこいつの意思なわけで。「これが俺の殺し方?」 でも俺の身
ปรับปรุงล่าสุด: 2026-06-13
Chapter: いただきますされよう
 道の発展は国の発展。 この国、ハルモニクスの王が言った言葉だ。 やや強硬的に進められた交通政策のおかげで、こんなド田舎と言って良い地域にもかかわらず、ズビャビッと整備された石畳の道を歩く。 左手を見れば青々とした森が広がり、右手を見れば草原が地平線まで続いている。 思わず俺は自由だ―! なんて叫びたくなる気持ちがあるけれど、そんなことをしている場合でもない。 フリーダムを謳歌したい気持ちを抑えて、アルエ様と今後について話した結果だが。 やっぱり直近の目標として、性隷術をしっかり扱えるようになることが共通認識として設定された。「カーラって言ったっけ? あの娘が発情を防げた理由はわからないけど、あなたが人間相手に発情を成功できるかは何とも言えないところね、むしろ失敗する可能性のほうが今のところ高い」 やっぱり確信犯だったんだなぁと呆れもするが、まぁいいか。「その理由は?」「単純に、術者の技量が未熟だからよ」「む、むぅ」 アルエ様は精霊じゃなく淫魔とのことだが。 自身の力、すなわち魔法の力を契約者に与えるという面においては精霊と同じ存在とのことで。「精霊術にしてもそうだけど、やっぱり訓練が必要なのよ。それも実践的なね」「実践的、というとやはり使って慣れろということでしょうか」「そそ」「そうは言いますが。先ほど仰られたように、人間相手には失敗してしまう可能性があるのでは?」「ええ。だから使う相手を変えるのよ、そう、モンスター相手にね」 ……さて、落ち着こう。「モンスター相手?」「うん」「モンスターに発情を?」「うん」「俺、どうにかなっちゃいません?」「なるわね」「えぇ……?」 しれっと言い放つアルエ様は滅んだほうがいいと思う。 つまりは言ってるのだ、モンスターを発情させてその贄になれと。
ปรับปรุงล่าสุด: 2026-06-12
Chapter: バラ色人生は追放と共に
「残念じゃがディータ。わしはお主を村の掟に従い追放せねばならん」「……はい」 ですよねー! なんて言いそうになる気持ちをぐっと堪えて神妙に返事をする。「ディータよ。何故精霊術を村の者に向かって使おうとした?」「……申し訳ありません、村長。それは、言えません」 手に入れた性隷術を試したかった、なんて口が裂けても言えないよね。 俺の返事を聞いて難しい顔をする村長。 もしかしたら、情状酌量の余地を探してくれようとしていたのかもしれない。「お主が理由もなく誰かを害そうとするわけがない。何か、理由があったのではないか?」 こういう時に普段の行いがモノを言うってもんなんだろう。 難しい顔のまま、気遣うような視線を向けられて何とも言えない気持ちになってしまうが、追放という決定は覆らないはず。「いえ、手に入れられた力に舞い上がり我を失ってしまった。それ以外に理由はありません」 いや本当に、それ以外理由はない。 ぶっちゃけた話、今までいわゆる良い子でいたのは、全ては精霊術を手に入れるためだけだ。 心の底から善行を積みたいとは思っていなかったし、善人であるべしなんて家訓もなければ意識だってない。  村長はそんな俺の見てくれを信じてくれていたというだけのこと。「信じられん……が、それ以外にはないとして欲しいということ、か」 何やら小声で唸っている村長には、騙して申し訳ないって気持ちがちょっとあるけれど。 しかし仕方のないことなんだ。 日頃の行い、ひいては心の清らかな者に精霊は力を貸す。 だからそうしていた。 いや、心が清らかな者に見えるよう心がけていた。「わかった。どの道決定は覆せない、示しという意味でもじゃ。村からは明朝、出て行ってもらう」「わかりました」 痺れかけていた足に力を入れて立ち上がる。 やっぱり変わらず向けられるのは気遣うような、心配げな視線のまま。 ただそんな気持ちに対して、演技であっても応えられる俺じゃあなくなった。 もう善人面する理由がなくなったのだ。 むしろ、これで良い子をし続けなくて良くなったなんて嬉しく思いすらする。 なんて薄らぼんやり考えている俺は控えめに言ってもクズなんだろう。 だから、ある意味必然だったのかもしれない。「お世話に、なりました」「……うむ、ハルピュイアの加護があらんことを、
ปรับปรุงล่าสุด: 2026-06-11
敏腕エロマッサージ師、ワケアリスケベ女が集まるマンションの管理人になる

敏腕エロマッサージ師、ワケアリスケベ女が集まるマンションの管理人になる

Qワケアリ女性たちが集うマンションへ元人気エロマッサージ師の男が管理人としてやってきたらどうなる? A答えはwebで
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Chapter: 悪い人 前編
 ――いつもの所に、いつもの方法で。 メイからのメールが届いたのは依頼してから丁度一日経った時だった。 いつもの駅で、いつものロッカーをいつもの方法で開けて入っていた一枚のレポート用紙へと目を通せば、まぁ。「よくある話、なんだよな」 なんて、苦笑いが勝手に出てくる内容が書かれていた。 肝心のメイにしても思わず何だろう、珍しくもなんともない話過ぎて報酬の件は一日無料でいいとか書く始末だ。 あるいは、だが。 夜の世界を知っているだけに、太陽が昇っている世界はこんなんじゃないとか勝手に思っていたなんて可能性もあるけれども、結局のところ。「仕方ない、か」 この言葉に行きつくのだろう。 政略結婚とでも言うのか、早瀬優作は志藤の会社でより高みに至りたいがために早瀬美香とお見合いを経て結婚した。 そこに愛情があったのかどうかは置いておいて、ともあれ結婚から三年で志藤の関係する会社がほとんど倒産へと追い込まれた。 結果、早瀬優作は望んだものを手に入れられることはなく、ただおまけとしてついて来た妻だけが手元に残った。「あいつを見ているとイライラする、ねぇ?」 早瀬優作が高級ラウンジでホステスへと零した言葉らしい。 論理としてならば理解できる。 早瀬……いや、志藤美香は早瀬優作にとって己の失敗とでも言うべき象徴だ。 しかし簡単に手放すなんてことは出来ないし、無理にでも離婚をとなればセカンドキャリアに響くことは見えている。 故に、外で発散を行って何とか心のバランスを保つ必要があると。「実に正しい風俗の活用方法だよ、まったく」 それこそ呆れるほどに、いっそ健全とすら言えるかも知れない。 唯一の汚点と言えるかもしれないってのが、大衆店から出禁食らいまくって、行くところが高級店しかなくなってしまったってくらいか。そりゃ、そんなある意味有名人なら情報を掴むなんて簡単か。「何にせよ早瀬美香は、その煽りを受けた家計状況を何とかしようと俺に接触してきたわけだ」 点と点がつながったことによる爽快感なんてものはない。 秘密なんてものは暴こうとしている時が一番テンションが上がるものだ。 祭りは準備が一番楽しい、だったか? そういうことなんだろう。「じゃあ、残るは」 早瀬美香がどうしたいのかを聞くだけ。 いや、夫婦関係の修復を望む可能性ってのは十分にあ
ปรับปรุงล่าสุด: 2026-06-15
Chapter: 夜の繋がり
 あえて言うのであれば初手を間違えたということだろう。  とりあえずスッキリさせた後冷静になって着地点を一緒に探すなんてことをせず、最初から行きつくところまでヤってしまうか、すっぱり拒否した方が拗れる事は無かった。「店長の言葉をもう少し早く聞いていれば、なんて思うのは甘ったれか」 肉体関係を持つことで家賃を減らす。  早瀬さんが持ちかけた契約をそのまま受け入れていたのなら良かったのだ。  そうすれば問答無用で取るべき責任の形がわかりやすく見えていたことだろう。 しかしながら。「……ハマらせて、しまったんだよなぁ」 裏目に出たとは言わない、ある意味確信犯だと言っていい。  早瀬さんが望んでいる事を察しながら、確信がないからを言い訳にして結果的に女心を弄ぶクズとなった。 そうして表に出てきた早瀬さんとは、満たされない欲望を奉仕という行為で満たそうとする女だった。  そして俺は、今になって思えば彼女の全てを肯定してしまっていたなんて罪深いも良いところな事をしてしまっていたことに気づく。「うーあー……」 ベッドに背中から身を投げ出してみれば、やってしまったことの大きさを教えてくれるかのような反発が返ってくる。 艶々した顔で戻っていった早瀬さんの背中は、何かを吹っ切ってしまったような感じがした。  いや、何かをじゃあない。俺に溺れる事をヨシとしたんだ。流石にそこは受け止めなければならないだろう。 だが、バイトを辞めた俺に仕事だからという言い訳は使えない。  当たり前にさっきまでヤっていたことが管理人の仕事と言えるわけもないのだ。「どう、すっかなぁ」 多分早瀬さんは現状を維持するように動くことだろう。  むしろ、家庭を維持するためにという言い訳を持ち出して、より一層俺との関係に依存する可能性だってある。  そうしてしまえば待っているのは破綻と破滅だ。まだ未熟だったころによく見たお客さんたちのなれの果て。 そんな風に早瀬さんをしたいとは思えない、仕方ないという言葉も使えない。 ならばつまるところ、俺がするべきことというのは。「関係の清算になる、よな」 自分の持つ欲求の全てを肯定し受け止め認めてくれる人、それが早瀬さんにとっての俺だ。  言葉にすればぞっとしてしまうが、そうさせたのは他ならない俺である。反省しような? 反省で済む
ปรับปรุงล่าสุด: 2026-06-14
Chapter: 早瀬美香という女②
「――あ、れ……? わた、し?」 確か管理人さんの背中を流すためにお風呂へ行って、やっぱり気持ちよくしてもらえて。  一体何の熱なのか、まだぼんやりとする頭の中にはそのあとの記憶が残っていなかった。   「あ、気が付きました? 大丈夫です? 頭痛いとかありませんか?」 「え、管理人、さん? ……あ、そうか、私」 「ええ。やっぱり広いと言ってもお風呂場でああいうことをするのはダメですね、のぼせて危ないです」 ……あぁ、と。  狭い浴室の中であんなことをしていればのぼせもする、だって言うのに自分を止められなかったのだから何とも処置のしようがない。 「う……すみま、せん」 「いえいえ、なんて言うことはないですよ。お茶、どうぞ」 「あ、はい。ありがとう、ございます」 優しいな、と。  ペットボトルのお茶を受け取りながら、改めてそんなことを思う。 それとなく身の回りを確認してみれば管理人さんのだろう大きいシャツを着せてもらっていたし、頂いたお茶は少しぬるめでのぼせた身体には丁度いい。 こんな風に相手を気づかえる素敵な人に、私はなんてことを……とも、思う。  当たり前に自己嫌悪はしているけれど……本当に私はどうしてしまったのか。 でも、どうにも止められない。ううん、止まりたくないなんて気持ちがあることを否定できない。  少なくとも、自分ではもう無理だって確信がある。散々迷った一度目の時よりも、今回の方が簡単に足が動いてしまったから。 きっと私は三度目を望んでしまうと、わかってしまう。 ……こんなにはしたない女だったのか、私は。  自己嫌悪感は募るばかり、でも……同じくらいに、もっと、なんて。「早瀬さんは、フェラチオってしたことありますか?」 「んぐっ!? ごほっ! げほっ!? か、かんりにんさんっ!?」 ふぇらちおっ!?  きゅ、急に管理人さんは何を真面目な顔でっ!?「いえ、突然すみません。少し、気になることがあって」 「う、うぅ……もう」 あぁ、うん。  驚いたのは一瞬だった、それはやっぱり管理人さんの表情が真面目なもので、いやらしいものじゃなかったから。「……気になること、ですか?」 だから性的な話の内容だというのにも関わらず、気になることの中身が気になる。  何故か少し胸の奥がもやつくのだけれども、管理人さ
ปรับปรุงล่าสุด: 2026-06-13
Chapter: たわわにあわあわ 後編
 ブレーキが無くなった代わりに生まれたものはスイッチだった。「じゃあ、失礼しますね」「は、はい……!」 不思議なものだ、ある種の職業病と言えるのかもしれない。 女の裸を前にして、ヤるぞと決めたら逆に落ち着くと言うか、さっきまでの動揺が嘘のように引いていった。「んっ!」 バスタオルは巻かれたまま。 背中にまで回されたタオル越しに指を這わせてみれば、なんともまぁガチガチだった。「そう緊張せずに……って言うのも違いますか。どうぞ、沢山緊張してください、どれだけ固くなってもしっかり解してあげますから」「う……や、やっぱり、その」「もちろんやっぱりナシでも構いませんし、なんだったらこの間の合言葉を今回も使いましょう。大丈夫、今度はちゃんと言わせてあげますから」「……わ、わかり、ました」 ちゃっかり背中を流すのではなくマッサージだと言ってみたが、切り替わっていることに疑問を抱いていない様子。 いいね、実に二回目のお客さんらしい。「あ……ん、んう」「早瀬さんって姿勢良いですよね。その分この腰上辺りって結構張るんですよ」「み、たい、ですね……気持ち、良いです」 そうだ、俺から触れられるということは性的に気持ちよくさせられるという認識が既にあるのだ。 だから仮にこの状態からいきなり腕を回して胸を揉んだりしても大丈夫だったりする。 そう、どうせ最後は触られると理解しているのだから。「けど、えぇと、そ、の……んんっ」「わかってますよ。大丈夫、心配しなくても、大丈夫ですから」「で、でも……これ、って」 故に、だろう。 普通のマッサージらしきものが始まることに違和感を覚える。 言ってしまえばマッサージの認識は、愛撫へと移行するための建前と言ったものだろうから。「――期待は、裏切りませんから、ね?」「ひゃうぅっ♡」 バスタオルの巻かれていない肩へと触れながら、耳元へと口を寄せて小さく囁く。 なんともまぁ劇的なびっくり反応を頂いてしまったが、効果は覿面ってことで一つ。「それにね、早瀬さん」「ん、んんぅ……♡ は、はいぃ♡ なん、ですか?」「この間も少し言いましたけど、相手に喜んで欲しいって別に女の人だけが思うわけじゃないですから」「ふ、ぇ?」 肩を軽く揉みながら、当たり前のことを言う。「相手が喜んでくれて嬉しい。それって普通
ปรับปรุงล่าสุด: 2026-06-13
Chapter: たわわにあわあわ 前編
「――大きい、お背中ですね」「そう、ですか?」 言われてすぐにブレーキが効かなくなっていると言うより、無くなってしまっているということを実感してしまった今この頃、如何お過ごしでしょうか。 俺はもう正直タオル越しであっても触れられる早瀬さんの手にドキドキしっぱなしです。「そうですよ、やっぱり男の人、なんですね」「そりゃあ、はい。男、ですから」 はいそうです、俺も男なんですよ早瀬さん。 だからこういうことをされてしまったらですね、男の子の部分がうるさくなって仕方ないんです。「流しがいが、あります」「流しがいって」「ふふ。力加減は、大丈夫ですか? もう少し、強くしたほうが良いですか?」「あー……それじゃ、お願いします」 ただ、まぁ。 湯気で曇った鏡越しではあるが、伺える早瀬さんの表情は明るかった。「よいしょっ。こんな感じ、ですか?」「はい。いい感じです。気持ちいいですよ」「良かった、です。じゃあ続けますね」 そう、明るかったんだ。 これで照れてたり、あるいは挑発的だったりしたのならまた話は別だったんだけども。 少なくとも今は、エロティックな雰囲気は感じられない。 それが非常に不味いのだ、ぶっちゃけ俺だけが悶々としてしまっている。 でもさ、仕方ないじゃん? なんかこう、鏡でさ、ちらちらって映るんだよ、御立派な双子山さんがさ、たまんないんだよ。 誰だチラリズムは至高のエロスとか言ったヤツは。出て来い座布団10枚くらい進呈してやる。「は、ん……よい、っしょ……んっと」 しかもさ、一生懸命やってくれてるのはわかるよありがとうございます。 でもさ、そのちょっとくぐもった声がさ、もうごめんなさいちょっと喘ぎ声に聞こえちゃってさ、余計になんですよ。 あー……きっつい。 絶対この人なんかバグってるよ、主に異性との距離感とか。 あるいはそのせいなんじゃねぇの? 旦那さんと上手く行ってなさそうなのってさ。「あの」「えぁっ!? あ、はい。すみません、どうしました?」 あ、気づけば終わってるや。そりゃそうだよ、んな男と言えど背中の一つ5分もかからないで終わるだろっての。「重ねてすみません、つい気持ちよ――」「どうして、ですか?」「はい?」 どうしてって? それは多分どころか間違いなく俺のセリフなんですけどそれは。「どうし
ปรับปรุงล่าสุด: 2026-06-12
Chapter: ノンブレーキ・フルアクセル 後編
「お帰りなさい、管理人さん」 「――あー……はい。ただいま、です」 悲報か朗報か知らんが、帰ってきたら若奥様が三つ指ついて出迎えてくれた件について。 え? 何これ、ちょっと意味がわからないんだけど俺ってばどこぞの御曹司だったりした?  こんなお帰りなさいは初めてが過ぎてどうしたらいいのかまぁじでわかんないんですけど?「あ、あの、早瀬さん?」 「はい」 「えぇっと、そうやって家主を出迎えるのがフツー、だったりするんです?」 「あっ……ご、ごめんなさいっ! い、嫌でしたか!?」 嫌かどうかって話じゃないんですけれども。  というかその、そう言う心配するなら早く立ちあがってもらいたいんですけれどもって……あー。「嫌ってわけじゃないですよ、少し面食らってしまっただけです。いやほんとに驚きました、一瞬こんな可愛くて奥ゆかしい? って言うんですか? そんな人といつ結婚したっけって」 「か、かわっ!?」 「あはは、すみません。でもそうですね、お帰りなさいって言われるの久しぶりでしたし、うん。やっぱり良いものですね、ありがとうございます。それよりいい匂いですね? 夕食作ってくれてるってメッセ貰ったから楽しみだったんですよ」 「え、あ、は、はいっ! もう下拵えは終わってるのですぐできますよっ!」 よくよく見れば床についていた指が震えていたし、これが当たり前ってわけじゃないだろう。  緊張してたのか不安だったのか、それとも別の何かしらの感情か判断は出来ないけれど、一旦それは置いておいて。「って、ごめんなさい。上着、お預かりしますね」 「へ? あ、あぁ。えぇと、ありがとう、ございます」 め、めちゃくちゃ距離詰めてくるじゃん? いや近い、近いって。  言われるがままにスーツを脱ごうとしたらアシストが完璧すぎる。  というかネクタイ解くのも手慣れてるなおい、古き良き奥様像そのままじゃねぇかこんちくしょう。「あ、食事の前にお風呂のほうが良かったですか? このままお食事で大丈夫ですか?」 「……こんないい匂いしてるのに先に風呂でお預けは拷問ですよ。是非ご飯でお願いします」 「も、もう。やっぱり管理人さんはお上手ですね。それじゃあ、すぐに作ってしまいますので、少しだけゆっくりしていてください」 「わかりました」 ぼけっと未だに玄関で立ち竦んでし
ปรับปรุงล่าสุด: 2026-06-11
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