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ラヴ・メッセージ

Auteur: 相沢蒼依
last update Date de publication: 2026-01-31 10:23:28

※これは橋本が江藤と宮本弟に逢った日の夜におこなった、出張先にいる雅輝と熱いメッセージを交わした内容です

『雅輝、ただいま。今、大丈夫か?』

「陽さんおかえりなさい。あとは寝るだけなんで大丈夫です。今日もお仕事お疲れさまでした」

『お疲れ!さっきシャワー浴びて、ノンアルコールビールを飲んでるとこ。お前こそ、長距離の運転疲れていないか?』

「そこまで長距離じゃないから平気。俺はオレンジジュースで乾杯」

『カンパイ!あのさ今日の午前中、ハイヤーを走らせていたら、江藤ちんと雅輝の弟に偶然会った』

「マジで!よく見つけられたね」

『スーツ着てるし、平日の午前中なんて絶対に仕事中だろ。それなのにデートに行くみたいに肩寄せて歩いてたから、目立ってしょうがなかった』

「あー、それは見つけやすい」

『だろ。この間のこともあったから声かけた』

「江藤ちんと佑輝、お似合いだったでしょ?」

『お似合いだったけど、俺たちには負ける』

「陽さん言うなぁ。確かに負ける気はしないけどwww 二人とも元気だった?」

『元気元気。目の前でイチャイチャするみたいに喧嘩された』

「相変わらずなんだね。呆れたでしょ?」

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  • BL小説短編集   番外編 職場に見せられないツーショット写真問題(友則視点)

    昼休み、スマホを開いたのはただの癖だった。通知は一件。『昨日の写真、これ好きです😊』 仕事中の拓海くんからだった。指でタップして、表示された画面を見た瞬間――息が止まりかける。 夜景を背景に並んで写る二人。彼は少し緊張した顔で、でも確かに俺の隣にいる。距離は近くない。肩も触れていない。それでも――。(……これは駄目だ) 反射的に、そう判断していた。写真そのものが問題なわけじゃない。むしろ、宝物みたいな一枚だ。 でも、ほかの誰かに“見られたら終わる”。 年齢差・立場・職場という空間。どれか一つでも噛み合えば、簡単に歪んだ噂になる。「花沢さん、それ誰ですか?」 隣の席から声が飛んできて、心臓が跳ねる。反射的にスマホを伏せた。「……え?」 「今の写真。なんか大事そうな顔してましたよ」 悪意はない。本当にただの雑談。「家族だよ」 咄嗟に嘘をついた。口に出した瞬間、胸の奥がちくりと痛む。「へえ。弟さんとか?」 「……まあ、そんなところ」 それ以上は聞かれなかった。助かったと思うより先に、別の感情が込み上げる。(……俺、嘘ついたな) 拓海くんの顔が頭の中に浮かぶ。写真を「好きです」なんて、迷いなく送ってくる人に対して、俺は失礼なことを言ったと思う。 そのせいで仕事に戻っても、集中できなかった。 もし、この写真が誰かの目に入ったら――彼はどう見られる? 年上に遊ばれているとか。隠されているとか。都合のいい存在だ、とか。(……そんなふうに、絶対させない) 昼休みの終わり、スマホを手に取る。『写真、すごく好きだよ。でも、これは俺だけのにしておきたい』 少し間を置いて、もう一文。『職場じゃ、見られないから』 送信して、深く息を吐いた。 数秒後、拓海くんから返信がきた。『はい。大丈夫です😊 友則さんが大事にしてくれるなら、それで』 胸の奥が、じんと熱くなる。(……なんで彼は、こんなに真っ直ぐなんだ) 守るべきものが、はっきりした瞬間だった。 スマホを胸ポケットにしまい、椅子に深く腰を預ける。 職場では、“ただの花沢友則”。でも誰にも見せられない場所に、確かに恋人との写真がある。それだけで、午後を乗り切るには十分だった。 仕事帰りの夜、〈はなれ亭〉の暖簾をくぐる。油と出汁の匂いが、一気に身体をほどいてくれた。

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