بيت / ファンタジー / 有給休暇は異世界で / 第32話:稼いで帰って

مشاركة

第32話:稼いで帰って

مؤلف: 大正
last update تاريخ النشر: 2026-05-14 07:00:18

「食肉狩り……ということはミニボアやホーンラビットですか」

「他にちょっと遠出して、もっと美味しく狩れるようなモンスターや生物がいればその限りではないが……あんまり手傷を負わせてぐしゃぐしゃにしてしまって、食べるところがないと言われるぐらいならミニボア狩りかな」

「そうですね。一応冒険者ギルドで調べてから行きませんか。私が知ってる範囲だと、空を飛べない鳥でガルキンがいますね。さっきの卵の親鳥ですが、家畜として飼いならされている鳥もいますが、野生のガルキンは肉も締まってて美味しいです。一度だけ食べたことがあります」

「ほう、ガルキンか。このあたりにも居るのかな。生息域があるなら調べてみよう」

 さっそく冒険者ギルドへ行き、このあたりにガルキンの野生地があるか聞いてみると、東門から1時間ほど進んだ先にはガルキンの集団行動場所があるらしく、野生のガルキンを飼って家畜化するときにもそこを利用するらしい。

 ちなみに買取価格はガルキン丸ごと一匹で銅貨5枚、そんなに大

استمر في قراءة هذا الكتاب مجانا
امسح الكود لتنزيل التطبيق
الفصل مغلق

أحدث فصل

  • 有給休暇は異世界で   第107話:パーティー営業

     常設ではない依頼を見ていく。村に現れるゴブリンの定期駆除、わかっている場所のゴブリンの巣の掃除、ミニボアの大発生による畑の警備、村の倉庫の整理手伝い、いろいろある。しかし、ゴブリン退治や定期駆除のほうはDランクからの依頼となっている。まだ受けられないな。 村の倉庫の整理手伝いなんかはFランクからでも受けられるようになっているが、村までの距離と受け取れる報酬なんかを考えると、効率はあまりよろしくないな。ちょっと悪いけどパスさせてもらおう。 そして、ゴブリンはどうやらこの世界では面倒なモンスターの範囲らしい。きっと、駆除するにも集団行動をしっかりしてくる、統率の取れたモンスターなのだろう。 コボルトがその分弱いというわけではないのだろうが、コボルトは低ランク向けのダンジョンのモンスターとしても出るところを見ると、ゴブリンのほうが厄介なのだろう、と考えておいたほうがいいな。「うーん、社会的信用もそうだが、きちんとした依頼っぽいものを受けるためにはまだまだ努力が足りないらしいな。Dランクからということはかなり大変な戦いになるらしいし、まだ常設依頼以外をするにはちょっと効率が悪そうだな。どうする? 一応Eランクでも受けられる依頼はあるようだけど」「そうですね……せっかく朝から活動できるんですし、近くの村へ行って移動時間分だけ稼ぐお金が少なくなりますが、それでも名前を売りに行くのはありだと思います。私たちも名を売りに出かけましょう。一番近くの村で何か仕事がないか探してみるのがいいと思います」「一番近くの村……地図が必要だな。まずは地図を探そう」 書棚を漁って周辺地図を探しだし、近くの村の位置や隣町までの距離などを、この街に来て十数日目にしてようやく拝むことになった。そういえば、俺も南門から入った当初は近所の村から出稼ぎにきた、という表向きの理由で来てることになっているんだったな。 隣村の名前を近い順に頭に思い浮かべて、近くて楽そうな依頼を探す。すると、やはり近くの村ではミニボア……またミニボア狩りか、と思うところではあるが、うっかりワイルドボアなんかが出てきた場

  • 有給休暇は異世界で   第106話:冒険者の信用とは

     今日もいつもの朝を迎える。本当に、このあたりはあんまり雨が降らないんだな。時期的なものだと思いたい。きっと、梅雨ではないにしろ雨期は存在するんだろうな。でなければ草原など自然に維持されるようなものではない。「おはようございます、ご主人様。今日も頑張りましょうね」 セルフィも昨日はリバーシに勝ってからゆっくり眠れたからなのか、いつもより目覚めも快調の様子。さて、今日は何をしようかな。 清潔魔法を使って服を洗って体の身支度を済ませて、綺麗に服装を整えたところで昨日の残り物のご飯をもらいに食堂へ。「おはようリンカちゃん。今日も朝食と、お出かけ用のお昼ご飯もよろしく」「おはようございます。座って待っててください、すぐお持ちしますね。お昼は朝を食べ終えたぐらいで用意できるように頑張ります」 テーブルに座ってしばらく待ってる間に、今日やることを決めようと考える。 三日前は薬草採取と肉集め。二日前は一日豚骨スープ作り。昨日は骨焼きと午後から肉集め。そうすると、今日はできるだけ被らないようにするには……薬草採取かダンジョンかってところだな。 もしくは、新しく依頼を探してそれを受けてみる、という手もある。しかし、Eランクでも受けられる常設以外の依頼というのは、ちゃんと稼げる範囲で存在するんだろうか。それを色々と確かめてみるか。特になかったらダンジョンに行こう。「よし、今日の予定を決めた。とりあえず冒険者ギルドで依頼探しだ。何かEランクでも世の中に貢献できる、胸を張って人の役に立てたと言えるような依頼があればそれをこなすことにしよう」「そういうのもいいですね。みんなのお腹を満たすことも必要ですが、もっとより明確に他人の役に立てることがあればそれに越したことはないと思います。やる気も名誉も信用も得られて何重もお得ですね」 名誉や信用が欲しくて仕事をするわけではないが、ないよりはあったほうがいいからな。お金にはならないけど、お金を呼んでくれる条件として名声や信用は大事だ。信用があれば金も借りれるし、すぐ返せと言われなくて済む。 それに名誉や信用があれば、ちょっとした

  • 有給休暇は異世界で   第105話:夜に思うこと

     食事を食べ終わり、水を飲んで休憩をしていると、リバーシ待ちで声を上げる人がいたので、セルフィとそれぞれの席に向かってリバーシを楽しむことに。「よろしくお願いします」 お互いに礼をして、リバーシを始める。ルールを完全に知っているのと、ルールを活かして勝負ができるのと、読みあいや棋譜の基本が頭に入っていてどう相手に打たせればこっちに有利になるかまでを誘導するように打たせられるかはレベルが違う。 俺にできるのはせいぜいルールを活かして読み合いが軽くできる程度だ。ちょっとだけ、ルールを覚え始めたプレイヤーよりは強いぐらいの腕しか持ち合わせていない。 俺がリバーシの考案者ということは広まっていないので、考案者の癖に弱い、ということまではばれていない様子だ。ただのリバーシをルールだけは覚えた宿泊者、という立場を崩したくないので、ここは精一杯戦って勝てるかどうか試すことにしよう。 もし相手の腕に自信があるなら、俺に勝てたら飯代はおごりでいい、と自主的に言い出して奮起させる方向に行くだろうが、この相手はそんなことは言いださなかったので、そこそこの腕前、というところなのだろう。 実際、十手ずつほど進めたところで、まだいい感じの勝負を続けている。それほど強いと感じないあたりが……いや、もしかするとそこそこの腕前に見せかけているだけかもしれないな。油断せずいこう。「参りました」「お粗末様でした」 ほぼ同時に始めたはずだが、セルフィのほうはセルフィが勝って終わったらしい。やっぱりセルフィ、頭が柔らかいのか、かなり強い気がする。俺が弱いわけじゃないんだな、という自信がさらについた。よし、ここは俺も勝って……あれ、どんどん俺の色が減っていくぞ。 とりあえず……ここで、いや、ここにおくとこっちに置かれるから……うん、これ微妙に詰んでないか? 相手の顔を見ると、ニコニコとしている。どうやら、こっちの手の内を読んで、何手か先までは見通されているかのようだ。これは……負けかな。 どこ

  • 有給休暇は異世界で   第104話:ワイルドボアはもう怖くない

     しばらくミニボアを狩り続けていたところ、足音が響く。この足音は間違いない、ワイルドボアだ。 周囲を急いで見渡すと、一直線にこちらへ駆けてくる一匹を見つけることができた。「ワイルドボア来たぞ、攻撃のほうよろしく、こっちは前回と同じく、受け止めつつ頭を狙う」「わかりました。十分ご注意を」 セルフィが俺のそばにきて、いつでも飛び出せるポジションに立つ。俺が正面からしっかり腰を落とし、ワイルドボアの体当たりと牙を確実に避けられる姿勢を取る。 やがてワイルドボアはそのままのスピードを殺さず、全力で俺に体当たりを敢行してきた。その体当たりをショートソードと手首、腰、そして足首と足裏で完全に受け止める。 そして、ショートソードの先はちょうど脳天を突き破り、ワイルドボアの頭を割ったところで止まった。そのままセルフィが横から飛び出し、いつもの場所に傷をつけ、効率的に血を垂れ流させる。 脳は傷つけたが心臓には一切ダメージを残していないため、心臓はかろうじて動き続けてはいる。その間に一滴でも多めに血を抜いてやらないとな。ワイルドボアを半分アイテムボックスから出し、血を抜き続ける。 頭に一撃入ったから血は完全に抜けないかもしれないなあ。脳の、心臓の駆動に関する部分を傷つけていたらアウトだろうが、そこ以外に当たっていたらまだ見込みはあるか……まあ、実際どうなるかは解体結果書次第か。うまく行ってくれてますように。 ◇◆◇◆◇◆◇ ワイルドボアはその後も二匹来た。三匹目を倒したところで俺とセルフィの剣術、剣聖レベルもレベルアップ。ワイルドボアをより楽に倒せるようになったはずだ。 次のワイルドボアが楽しみだなあと思いながらミニボアを倒していたが、そういう時に限って出てこないものなんだなあ。結局その後ワイルドボアが道沿いにまで出てくることはなかった。 その代わり、ミニボアに限っては充分な数を倒すことができて食料にできる分だけしっかりと倒すことができた。 日が暮れ始め、時刻を時空魔法で確認すると17時。今から戻って冒険者ギルドで解体結果書を受け取って、銀の卵亭に

  • 有給休暇は異世界で   第103話:午後のミニボア

     昼食がまだだ。移動やこの後の仕事の手間も考えて銀の卵亭で取ることにする。久しぶりに昼食を銀の卵亭で取ることになるな。お弁当を除けばだが、普段の昼食は買い食いかお弁当だし、ここのところは外で食べることのほうが多かった。 久しぶりに昼に食堂へ入ると、昼間からそこそこにぎわっている。これもリバーシのおかげ、ということなんだろうか。「リンカちゃん、白二つね」「はい、白パンセット二つ! 今日はまだどこにもお出かけしてないんですねえ」「今一旦用事を終えて帰ってきたところだよ。今日はこれから肉集めかな」「頑張ってくださいねー」 周りを見ると、やはり食事を終えてすぐにリバーシの台に向かう人がちらほら。リバーシの台数もちゃんとあるおかげで、スムーズに新しい対戦相手を見つけることはできているらしい。むしろ、三台に増えたことで新しい対戦相手を待つ時間すらできている模様。 常に満員で順番待ちができるのはやはり昼より夜らしい。夜なら、宿に泊まる住人達もリバーシに参加しやすい。それから一仕事終えたギルド職員も、昼休憩だと仕事を抜け出すことなく堂々とプレイできる、ということだろう。少なくとも昨日の夜はそんな感じだった。 今はさすがに昼だからか、ギルド職員の姿は見かけていない。もしかしたら商人ギルドの近くで新たに店に売り込みをかけて、リバーシを置いてもらってわざわざここまで来なくてもプレイできるようにしているのかもしれないな。ずるい。 白パンセットが運ばれてきたところで、今日もありがたく食事をいただく。この白パンも安定供給されているのはヤマナリパンのおかげ。それなりに策は講じてきたのであとはうまく回ってくれるかどうかだけ。 とりあえず今は、サンプルの一枚だけが綺麗に焼きあがればそれでいいのだ。後は実際にお皿に手が届きそうになったところで枚数や物がちゃんと存在していればいい。 本当に量産する必要もないのだから、そろそろ何人ぐらい交換されそうだ、というところでヤマナリパンからデクレール親方のところへ連絡をして、それから焼き上げるのでも問題はないことになる。むしろそのほうが無駄がなく、より高級さがあっていい。

  • 有給休暇は異世界で   第102話:翌日、骨焼き、骨砕き

     暇つぶし二日目。昨日に引き続き、デクレール親方のところへ向かう。親方はさっそく骨を焼く準備をしていた。「おはよう、昨日一晩かけて自然風で乾かしてはみたんだが、まだ濡れてるような気がするんだ」「大丈夫じゃないですかね。もろくなるまでしっかり焼き込むので。それと、今回は試験的な面も含めてなので、骨を半分原料に混ぜ込む形で行こうと思います。最良の配分がどれだけになるのかは親方任せになりますが、こっちの国では半分ほど混ぜ込むのが基本になっていましたのでそれに従おうと思います」「おう、そこは問題ない。早速加熱してもらって、焼こうと思うんだが、お願いしていいか? 」 デクレール親方が炭を持ってきたが、炭が混ざっても困るので、今回は俺が直火で焼いてみると言って、自分のレベルアップに流用させてもらうことにする。悪いな親方、金にならない分だけ経験値として自分の身に付けさせてもらうぜ。 全力で高温で焼き始める。温度が何度まで出ているのかはわからないが、少なくともライターよりは熱いつもりで出しているので、1600度ぐらいは出ていると思われる。しばらく焼いたところでハンマーで砕きながら、細かくしつつ、全体によく火が回るようにしながら均等に焼きを入れていく。 時間にして一時間ぐらいかけて火をしっかり回して、粉々になるまで細かくしながら骨を焼くと、本当にもろくなったのか、ハンマーでコリコリと叩くだけでポロポロと崩れるようになってきた。焼き具合は問題なさそうだな。 そのまま、粉にできそうな部分は親方に渡し、冷やしながらハンマーで細かく砕いてもらっていく。残りのまだ硬い部分は焼き続け、きっちり焼く。 この間、セルフィはデクレール親方と徒弟のさらに手伝いみたいな形で、食事を買いに行ったり俺の汗を拭いたり、小間使いのように動いてくれていた。火魔法を自分で扱ってるとはいえ、さすがに熱いものは熱い。「大丈夫ですか。そろそろ出来上がりそうですが、疲れていませんか」 手伝えないセルフィが仕事がなくなってあわあわしているが、気にすることはないし、朝出かけるときも、やることないから丸一日休みで好きに遊んでていいとも伝えたのだが…&he

  • 有給休暇は異世界で   第12回:説得

     翌日、朝日の出とともに目覚める。角部屋で窓にカーテンがないためだが、それにしてもまぶしい部屋だなここ。誰だこんな部屋借りたの……俺か。 二度寝を決め込もうとも考えたが、今日は大事な日だったな。これは寝てはいられないし、微妙に日当たりが良すぎて暑くもなってきそうだ。よし、起きるか。 昨日履いたパンツを、井戸の横に設置されていた、桶と洗濯板で洗う。ここで洗い物していいんだよな……? パンツだけは毎日替えないと気分悪いからな。洗ったパンツは後で干しておこう。 パンツの洗濯が終わったところで

  • 有給休暇は異世界で   第11話:一日の終わり

     ちゃんと日が落ちる前に南門から街中へ帰る。「お、ちゃんと帰ってきたな、えらいぞ」 門番からはちゃんとお使いできてえらい! と褒められた。40過ぎのおっさんが、だ。でも、新人冒険者には違いないからな。言われたことをきちんと守るのも冒険者の務めなら、今日一日は立派に過ごせたということになる。 にしても、腰を痛めなくてよかったな。最近は歳のせいか、ぎっくりの気配が近寄ってくると、察知できるようになってきたが、今日は中腰仕事を半日してもいつもなら現れるであろうぎっくりの気配がかけらも来なかった。これも異世界転移特典だったりしてな。わはは。

  • 有給休暇は異世界で   第10話:有休中の仕事

     30分待つことなく、武器だけ買いそろえた俺は南門へ向かった。その場で先に待っていたイアンちゃんと合流する。イアンちゃんはさっきより一枚二枚多く着込んだような服装で、頭には軽めの帽子をかぶっていた。 腰にはしっかりナイフを持ち、戦う準備は万端という感じだ。 実際にはもっと重苦しい装備もできたんだろうが、薬草採取ならこのぐらいで大丈夫だろう、という感じだな。「早かったですね。そういえば、武器も持たせずに待ち合わせに来てしまいました。今から急いで武器だけでもそろえに行きますか? 」「いや、アイテムボックスに入れてある。この通り」

  • 有給休暇は異世界で   第9話:残滓

     奴隷の中の一人の少女の鑑定を行ってみる。その鑑定の中身には驚くべき一つのスキルと一つの称号が書かれていた。「ケンセイ」「イセカイテンイシャノシソン」 片方は剣聖、もしくは拳聖、後は健聖という可能性もあるが、あまり健康そうには見えないので最後のはありえないだろう。どちらにせよ何かしら強そうなイメージが与えられる。問題はもう一つのほうだ。 異世界転移者の子孫。これはあれだろうか。俺以外の異世界転移者がこの世界に過去に存在していて、その転移者が残していった種が畑に植えられて、実った結果、ということなのだろう。おそらくはこの子は借金奴

فصول أخرى
استكشاف وقراءة روايات جيدة مجانية
الوصول المجاني إلى عدد كبير من الروايات الجيدة على تطبيق GoodNovel. تنزيل الكتب التي تحبها وقراءتها كلما وأينما أردت
اقرأ الكتب مجانا في التطبيق
امسح الكود للقراءة على التطبيق
DMCA.com Protection Status