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第34話:マヨ開拓に向けて

Author: 大正
last update publish date: 2026-05-16 07:00:17

「ふむ……職人のあてか……商人ギルドで正式に募集してもいいのか? 」

「方法は任せるさ。ただ、一つ決めておかなきゃいけないのは、レシピの広がるのを良しとするか、それともレシピを隠し通すのか、だ。どっちもそれぞれ利益も不利益もある」

「じゃあ、まずはレシピがばれてもいいほうから聞こうか」

 親父さんは腕を組んだまましばらく黙り込んだ。さっきまでただの新しい調味料だったはずのものが、いつの間にか店の在り方そのものを左右する話に変わっている。

「レシピがばれてもいいなら、正々堂々とやって作ってるところも公開して、みんなで真似してマヨづくりを始めればいい。そうすることで、店としての負担も減る。商人ギルドから人をよこしてもらって専用職人が早くから作り始めることなく、たまに空いた時間に作って終わり、程度で済む。これなら普段の仕事にちょっと増えるだけで済む」

「なるほど、不利益は独占じゃなくなるからその分客が集まらねえってことだな」

「そうなる。でも、親父

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