編集部のセレクトを元に、自分なりの視点で10冊を並べたよ。
僕は物語の“余白”が好きなので、世界観で惹きつけられる作品を多めに選んだ。まずは幻想的な迷宮を紡ぐ『Piranesi』、時代の人々の息づかいを丁寧に描いた『Hamnet』、ゴシックとサスペンスが絶妙に混ざる『Mexican Gothic』を推す。さらに、アイデンティティと世代を巡る問いを投げる『The Vanishing Half』、機械の眼差しから人間を問う『Klara and the Sun』を入れている。
ライトだが深みのある読み物としては『The Midnight Library』、群像劇の熱量を感じる『Deacon King Kong』、先住民族の歴史と個人の物語が交差する『The Night Watchman』もおすすめだ。旅と再生をテーマにした『The Lincoln Highway』、時空を超える繊細な物語『Sea of Tranquility』で締めくくる構成にした。どれも編集部の目利きに納得しやすい一冊だと思う。