All For Oneの『クエーク』は確かに圧倒的な力を持っているが、いくつかの根本的な弱点がある。第一に、奪った個性を完全に制御しきれていない点だ。『ワン・フォー・オール』との最終決戦で、奪った個性が暴走する描写があり、統制が難しいことが伺える。
第二に、個性を奪う際に相手と物理的接触が必要なのも弱点と言える。スタンド使いのような遠隔操作型の能力と違い、近接戦闘を強いられる場面ではリスクが高まる。特に『デク』のような体術に長けた相手には不利になる。
最後に、この能力は心理的な依存を生む。新しい個性を求める欲望が判断力を鈍らせ、オールマイトとの因縁に囚われるなど、戦略的な視野が狭くなる傾向がある。