仮面の下に隠された物語が好きだ。視覚的な不穏さと象徴が好きな自分には、'The Masque of the Red Death'が真っ先に思い浮かぶ。ロジャー・コーマン演出のこの映画は、仮面舞踏会そのものがテーマの核になっていて、色彩や仮面のデザインがまるで寓話を語るかのように機能している。僕は初めて観たとき、華やかさの裏にある破滅の予感にぞくっとしたのを覚えている。
色と光が混ざり合う場面を思い浮かべると、まず浮かぶのがあの不穏で絵画的な描写だ。『The Masque of the Red Death』の舞踏会は、祝宴という表層と死の象徴が密やかに混ざり合う場で、七つの異なる色の間を人々が移り歩く描写がとにかく忘れられない。大きな黒檀の時計が刻を打つたびに会場の歓声が止まり、仮面や衣装の華やかさが一瞬で影を落とす――そのコントラストが、本当に心臓に刺さるような効果を生んでいると思う。