日本語の慣用句『目から鼻へ抜ける』を英語で表現する場合、『sharp as a tack』や『quick-witted』が近いニュアンスを伝えられます。前者は鋭い洞察力を針に例えた表現で、後者は機転の利く様子を指します。
類語としては『penetrating』(洞察力のある)や『astute』(鋭敏な)も使えます。特にビジネスシーンでは『perceptive』(理解力のある)が好まれ、『The New Yorker』誌の人物評でよく見かけます。『街乗り馬の機敏さ』を意味する『street-smart』も状況によっては使えるでしょう。
『Sherlock』(BBC版)のホームズが『Brilliant!』と叫ぶシーンがありますが、あの瞬間的な閃きを含めるなら『genius at work』という砕けた表現も。ただし英語圏では『頭の回転』と『社交的な駆け引き』を分けて評価する傾向があり、日本語の『抜ける』のような身体感覚を含む表現は少ないのが特徴です。
19世紀の小説『Middlemarch』で登場人物が『he sees through brick walls』(壁を見透かす)と評される描写があります。これは文字通り『洞察力が透視能力レベル』という誇張表現で、現代なら『X-ray vision』とも言い換えられるでしょう。
日本語には『鼻を明かす』と同じようなニュアンスを伝える表現がいくつかありますね。『出し抜く』は相手の予想を裏切って優位に立つときに使います。『一泡吹かせる』は相手を驚かせて慌てさせる様子を表していて、特に策略やトリックを使った場合にぴったり。『裏をかく』も戦略的に相手の意表をつく意味で使われます。
英語では『outsmart』が最も近い表現でしょう。知恵や策略で相手を上回るイメージです。『pull a fast one』は軽い騙しのニュアンスで、『one-up』は単に相手より一枚上手にいく感じ。スポーツやゲームで『psyche out』と言えば、心理的に相手を揺さぶる意味になります。
こういった表現を使い分けると、会話にバリエーションが生まれます。特にライトノベルや漫画の翻訳では、登場人物の性格に合わせて選ぶのが楽しいですね。
「鼻につく」を英語で表現するなら、'get on someone's nerves'がぴったりくるでしょう。例えば、隣の席の人がペンをカチカチ鳴らし続けるような行為は、まさにこれに該当します。
他にも'annoying'や'irritating'といった単語も日常会話でよく使われます。特に'annoying'は軽い苛立ちを表すのに便利で、友達のちょっとした癖に対して「That's so annoying!」なんて言ったりしますね。
さらに'rub someone the wrong way'という表現も存在します。これは初対面の人に対してなんとなく感じる違和感や不快感を表現するときに使えます。どれも微妙にニュアンスが異なるので、状況に応じて使い分けるのがおすすめです。