『Hellsing Ultimate』の『Coat of Blood』というトラックは、不気味さの極致のような曲です。ゴシック調の合唱と不規則な打楽器が、血の気が引くような雰囲気を作り出しています。特に中間部のチェロのソロは、孤独と狂気が交錯するような味わいがあって、何度聴いても背筋が寒くなるんです。この曲が流れるシーンでは、キャラクターの内面の闇が浮き彫りになることが多く、音楽と映像の相乗効果が圧倒的です。
『サイレントヒル』シリーズのサウンドトラックには、不気味さと不安を煽る曲が多数収録されています。特に『Theme of Laura』は、一見美しいメロディーの中に不穏な要素が散りばめられ、プレイヤーに緊張感を与えます。
山岡晃氏の作曲は、単なるホラー音楽の枠を超え、心理的な圧迫感を生み出すことに成功しています。金属音や不協和音を巧みに使い、日常と非日常の境界を曖昧にする手法は、ゲームの世界観と見事に融合しています。耳に残る旋律が、プレイ後も長く記憶に残るのも特徴です。