雪だるま式に不幸が重なる様子を表す表現は、日本語でもいくつかありますね。『泣きっ面に蜂』という言葉は、すでに困っている状況にさらに追い打ちをかけるような災難が降りかかるイメージ。これは『踏んだり蹴ったり』とよく比較されますが、蜂が突然現れる瞬間性がよりドramaticで、日常の小さな不幸の連鎖を表現するのにぴったりです。
『弱り目に祟り目』も似たニュアンスで、体力や運気が低下している時にさらに悪いことが続く様子。こちらの方が長期的な不運の積み重ねを感じさせます。『踏んだり蹴ったり』が物理的な苦痛の連続を想起させるのに対し、こちらの表現は精神的なダメージの蓄積に焦点が当てられている気がします。
面白いことに、英語の『When it rains, it pours』も同じような状況を指しますが、文化によって不幸の表現方法が違うのが興味深いですね。雨の降り方で運の流れを表現する発想が、日本人の感覚とはまた違った味わいがあります。