『うみこーひー』のライバルものファンフィクションなら、AO3で人気の『Tide and Tempest』が圧倒的におすすめだよ。凪と晃の関係性が、競泳シーンでの火花散るやり取りから、次第にお互いを認め合う深い感情に発展していく過程がたまらない。特に第4章の雨の日の更衣室でのシーンは、抑えきれない感情が爆発する瞬間で、何度読み返しても胸が締め付けられる。
作者の水のイメージを使った比喩表現が秀逸で、『うみこーひー』原作の水泳シーンとの連動性も高い。ライバルから恋人への転換点となる県大会決勝の描写は、原作の世界観を壊さずに新しい関係性を構築していて、ファンフィクションとしてのクオリティが光る。最後の海辺のシーンまで読み終わった時、もう一度最初から読み直したくなる魔力がある作品だ。