ディズニー作品の中でジャスミン王女が輝く瞬間といえば、やはり『アラジン』の冒険譚でしょう。砂漠の町アグラバで閉ざされた生活に悩む彼女が、自由を求めて旅立つ姿は多くの観客の心を掴みました。
特に印象的なのは、『A Whole New World』のシーン。魔法の絨毯に乗って夜空を駆け抜けるシーンの解放感は、何度見ても胸が躍ります。ジャスミンは従来のディズニープリンセスとは異なり、自らの運命に積極的に介入する意志の強さが特徴。政治的駆け引きにも長け、最終的には自らスルタンとなる決断を下すところが現代的な魅力です。
宮崎駿監督の『紅の豚』でカーチスが歌うシーンは印象的ですね。あの曲は『Le Temps des Cerises』(桜の季節)という19世紀のフランスの歌謡曲です。
カーチスが陽気に歌いながら飛行艇を操縦するシーンは、作品中でも特に明るい雰囲気を醸し出しています。この曲の選択は、カーチスのキャラクター像をうまく表現していると思います。無邪気で享楽的な一面を持つ反面、どこか懐古的な情感も感じさせます。
原曲はパリ・コミューン時代の革命歌としても知られていますが、『紅の豚』ではそんな背景を抜きにしても、陽気なメロディがアドriaticの青い空と海によくマッチしていました。