ジムクロウ法は19世紀後半から20世紀中頃までアメリカ南部を中心に施行された人種隔離政策で、アフリカ系アメリカ人の生活に深い影を落としました。公共施設の分離から教育機会の制限まで、あらゆる面で制度的差別が浸透していったんですよね。
特に印象的なのは、『Plessy v. Ferguson』判決(1896年)で「分離すれども平等」が合憲とされたことで、差別が合法化された点です。実際には黒人向け施設は著しく劣悪で、この判決がその後60年近くにわたる差別の土台になってしまいました。公民権運動が起きるまで、黒人コミュニティは第二級市民として扱われ続けた歴史があります。
最近読んだ本で、当時の黒人学校の教材が白人学校の廃品を再利用していた事例を知りました。教育格差が世代を超えて連鎖する構造が、いかに意図的に作られていたかがわかります。