文化によって知恵の集約を表現する言葉は実に興味深い。中国には『三个臭皮匠,顶个诸葛亮』(三人の皮職人なら諸葛亮に匹敵する)という表現がある。これは平凡な人々の協力でも天才の知恵を超えられるという意味で、日本のことわざとよく似たニュアンスだ。
イギリスのことわざ『Two heads are better than one』も同じ発想で、直訳すると『頭が二つある方が良い』となる。面白いのは、フランス語では『Plusieurs mains font le travail léger』(多くの手が仕事を軽くする)と、物理的な協力にも言及している点。どの文化も集合知の価値を認めているのが伝わってくる。