ふと比べてみると、日本語の『隣の芝生は青い』と英語の“The grass is greener on the other side (of the fence)”には似ているところも多いけれど、ニュアンスの重みや使われ方に差があると感じる。
僕は普段から訳す作業をしているから、この違いが会話でどう響くか体感している。英語の諺はしばしば“always”を伴って「いつも他人の方がよく見える」という強い不満や永続的な比較心を示すことが多い。一方で日本語は語形が短く、状況によっては単に「今のところ向こうの方が良さそうに見える」という控えめな観察として使われることがある。
実用面では、ネイティブ同士の軽い会話ではどちらも気軽に使われるが、文章や説得的な文脈では英語の慣用句がより決め打ち的に聞こえ、日本語は婉曲表現や補助語句で柔らかく調整されることが多い。自分の経験では、場面に合わせて語尾や修飾を変えるだけで、誤解を避けやすくなるよ。
英語で「一緒くた」を表現するなら、'lumping together'がピッタリくる表現だと思う。このフレーズには、異なるものを無理やり同じカテゴリーに押し込むニュアンスがある。例えば、『ドラゴンボール』と『進撃の巨人』を単に「アニメ」とひとまとめにするような感じ。
'Throwing everything into the same pot'も面白い表現で、料理に例えた言い回しだ。文化祭の出し物を全部同じジャンルとして扱うようなシチュエーションで使えそう。この表現には、雑な扱いに対するちょっとした批判のニュアンスも含まれている。
重要なのは、文脈によって使い分けること。ビジネスシーンでは'generalizing'が適切かもしれないが、友達同士の会話なら'mixing up'の方が自然に聞こえる。英語にはこうした微妙なニュアンスの違いを表現できる豊かなバリエーションがある。