いや、この一行は単純以上の重みがある。
俺は何度も字幕やファン翻訳の議論を見てきて、これが単なる命令文以上の感情を帯びていることを痛感する。語尾の「ねぇぞ」は威圧的でありながらも親しみや仲間意識を含むことがある。文脈次第で、励ましにも脅しにも変わる。だから英語にするときはニュアンスの選択が肝心で、単純な"Don't stop"では力不足に感じることが多い。
具体的には場面が友情や励ましなら"Don't you stop now"や"Don't stop, no matter what"が自然で聴き手に寄り添う響きを出せる。戦闘や決意を示す場面なら"Don't you dare stop!"や"You better not stop"のように強い警告表現で張りを出すといい。さらに字幕か吹替かによって文字数や口の動きの都合も考慮すべきで、短く強烈な一語に寄せるか、補助語を足して感情を補完するかで変わる。
参考までに、'ジョジョの奇妙な冒険'のような決め台詞的な使われ方だと、英語では一発で印象を残すフレーズを選ぶ傾向がある。最終的には登場人物の性格、聞き手との関係、場面の緊迫度を総合して決めれば、自然で力のある英訳は十分に作れると俺は思う。