卒業式の定番として、『Auld Lang Syne』は非常に親しまれています。スコットランドの民謡が原点で、日本では『蛍の光』のメロディーとしても知られていますが、英語の原曲も式典でよく使われます。
特に、別れや新たな旅立ちを感じさせる歌詞が、児童たちの門出にぴったりですね。私も小学生の頃、この曲を歌った記憶があります。最初は意味が分からなくても、大人になるにつれ、その情感がじわっと理解できるようになりました。
最近では『You Raise Me Up』を選ぶ学校も増えています。ノルウェーの作曲家によるこの曲は、卒業生を励ます内容で、体育館に響く合唱は胸を打ちます。どちらも時代を超えて愛される名曲だと思います。
スコットランド民謡『Auld Lang Syne』が原曲の『蛍の光』は、明治時代に日本に紹介されました。当時の文部省が学校教育に取り入れた背景には、西洋文化を積極的に吸収しようとする時代の流れがありました。
この曲が卒業式で歌われるようになった理由はいくつか考えられます。まず、別れや新しい旅立ちを祝う歌詞の内容が、卒業という節目にふさわしいとされた点。また、旋律が穏やかで多くの人が一緒に歌いやすいという特徴も大きいでしょう。学校行事として定着したことで、世代を超えて受け継がれる伝統になったのです。
最近では『蛍の光』に代わって新しい曲を採用する学校も増えていますが、長年親しまれてきたこの歌には、日本人の集合記憶としての価値があるように思います。