『The Last of Us Part II』のエリーは、喪失と復讐の連鎖に巻き込まれていく過程で、精神的に拠り所を失っていく描写が秀逸です。物理的な拠点はあるものの、心の安らぎを取り戻せないもどかしさが、プレイヤーにも伝わってきます。過酷な世界観の中で、人間関係の亀裂が深まっていく様は、ゲームならではのインタラクティブな表現でより没入感を高めています。
旅をテーマにしたゲームで真っ先に思い浮かぶのは『The Legend of Zelda: Breath of the Wild』ですね。広大なハイラルを自由に探索するリンクの姿は、まさに転々とする生活の象徴です。ゲーム内では定住地がなく、プレイヤーが好きな場所を拠点にできます。
特に面白いのは、天候や地形に応じて臨機応変に戦略を変える必要がある点。火山地帯では耐火装備が必要だし、雪山では防寒対策が不可欠。こうした環境適応の連続が、流浪の生活のリアリティを感じさせます。料理で体力を回復しながら、次の目的地を目指すプロセスそのものがゲームの醍醐味と言えるでしょう。