『デスノート』の夜神月の計算高さはある種の美学すら感じさせるね。彼の「世界を正す」という大義名分と、実はただ自分が神になりたいというエゴの狭間で繰り広げられる卑怯な戦術は、見ていてゾクゾクする。特にライバルを陥れるために女子供まで利用する冷徹さは、他の悪役とは一線を画している。
一方で『半沢直樹』の浅野支店長は、組織の権力を盾にした卑劣さが現実味を帯びていて腹が立つ。部下の失敗を全て押し付け、保身のために嘘を重ねる姿は、 corporate world の闇をえぐり出している。ドラマの爽快感は、こうした「現実にいそうな悪役」が半沢に懲らしめられる瞬間にあるんだよね。