暗黒王子というテーマが深く描かれた作品なら、『The Dark Prince: A Rise to Power』が圧倒的に面白い。主人公の苦悩と傲慢さが声優の演技で鮮やかに表現されていて、特に闇の力に引きずり込まれる心理描写が秀逸。
このオーディオブックのすごいところは、BGMの使い方にもある。重要なシーンで不気味な旋律が流れると、本当に背筋が凍るような体験ができる。車の運転中に聴いていたら、あまりの没入感に目的地を過ぎそうになったほどだ。悪に傾倒していく過程の描写は、ある種の美学すら感じさせてくれる。