海外作品にも狒々の影響を受けたキャラクターは存在します。『League of Legends』の「Wukong」は中国の孫悟空がベースですが、スキンコンテンツの「Volcanic」や「General」を見ると、毛皮のテクスチャーや顔の造形に日本的な狒々の特徴が加味されています。特に戦闘時の吠え声や棍棒を振り回す動作は、狒々が持つ「荒々しい自然の化身」という側面を巧みに転化。東西の神話がブレンドされたキャラクターを通じて、モチーフの普遍性を再認識させられます。
ゲームの世界には、野蛮人を描いた魅力的なキャラクターが数多く存在します。例えば、'Diablo'シリーズのバーバリアンは、その圧倒的な肉体美と荒々しい戦闘スタイルで多くのプレイヤーを魅了してきました。彼の背景には、凍てつく山岳地帯で育った部族の戦士という設定があり、単なる無骨な戦士ではなく、厳しい環境で培った知恵と誇りを持っています。
また、'World of Warcraft'のオークも、一見野蛮に見える外見ながら、独自の文化と複雑な社会構造を持つ種族として描かれています。特にサンダー・ブラフを拠点とするマグハール・オークは、自然との調和を重視するシャーマニスティックな側面もあり、単純な破壊者というイメージを超えた深みがあります。こうしたキャラクターたちは、プレイヤーに原始的な力と自由さを感じさせつつ、その背景にある豊かな物語によって没入感を高めてくれるのです。