『The Stanley Parable』は、プレイヤーの選択とナレーションの矛盾を巧みに利用した傑作です。
ゲーム内でナレーターが語る「正しいルート」に従うか、反抗するかで物語が分岐しますが、いずれを選んでもどこか不自然な違和感が残ります。このゲームの真の怖さは、自分の判断が本当に自由意志なのか、あらかじめプログラムされた選択肢の枠内でしか動けないのか、という疑念を植え付けるところにあります。
特にエンドルの一つで、プレイヤーが過去の選択を全て否定されるシーンは、記憶の信憑性を根本から揺るがす体験でした。