魔界塔士 sa gaが面白いのは、その実験的な要素が詰まっているところだね。最初のゲームボイタイトルということもあって、シリーズの基礎となるコンセプトがここで形作られている。
他のサガシリーズと比べると、特に目立つのがダンジョンクリア型の構造。後の作品ではオープンワールド的な進化を遂げるけど、この作品は塔を登るという明確な目標がある。戦闘システムもシンプルで、後の『サガ』シリーズで見られるような複雑なスパークシステムはまだない。
キャラクター育成の自由度は高くないけど、それが逆に戦略性を求められる面白さを生んでいる。後の作品と比べると、ある種のピュアなRPG体験が楽しめるのが特徴だ。
魔界塔士 sa gaは1989年にスクウェアから発売されたゲームボーイ用RPGで、後の『サガ』シリーズの原点となった作品だ。
このゲームの最大の特徴は、当時のゲームボーイの技術的制約を逆手に取ったシンプルなグラフィックと、深いストーリー性のコントラスト。プレイヤーは4人のキャラクターから1人を選び、100階建ての塔を登頂する旅に出る。各キャラクターには独自の背景があり、塔の頂上に辿り着く理由も異なる。
特に印象的なのは、塔の階層ごとに広がる異世界のコンセプト。階層を上がるごとに世界観がガラリと変わり、ファンタジーからSFまで様々なジャンルを行き来する感覚は当時としては画期的だった。敵との戦闘では『閃き』システムの原型とも言える独自の成長システムが採用されており、これが後のシリーズの基礎を作っている。