INICIAR SESIÓN「夕也ぁっ…あ、ああーっ!」
ぷしゃっと音を立て、4度目の絶頂を迎えた。 私の中から抜いた指をぺろりと舐め、再び入れようとする。 「もう指やだっ。夕也の入れてよ…」 指でされてばっかりで、夕也は入れてくれない。 これだけで満たされるわけがなかった。 「だーめ。初めてした日から1回もしてないから、あさひの中きつくなってるよ。」 「もういいからっ、早く入れてっ…」 「あと何回かイかせたらね。」 早く夕也と繋がりたいのに。 この人は私を焦らしたがる。 夕也の手を振り払って押し倒した。 「おい、あさひっ…」 ベッドサイドの引き出しを開けて避妊具を取り出し、夕也のそれに被せた。 「待て、ちゃんと慣らしてからっ、うあっ…」 聞く耳なんて持たず、私は夕也に跨って腰を下ろす。 確かに前よりもきつく感じるが、それよりも夕也と繋がりたい気持ちが勝っていた。 「んっ…夕也がしてくれないなら…私がする。」 腰を上下に動かすと、夕也のそれが私の良い所に当たる。 「は、あ…んっ…」 「あさひ、これやばいって…」 赤くなった顔の夕也。 私を見ないようにしているのか、腕で目元を隠している。 その腕をどかし、両手首を掴み、ベッドに押さえつけて顔を覗き込む。 まだギリギリ理性を保っているようだ。 「くっ…あさ、ひ…」 「夕也、好き、大好き…」 夕也が欲しくてたまらなかった私は、自分がしていることに対する恥など微塵も感じていない。 ひたすら腰を動かし続けて、快楽に溺れまくっていた。 淫らな女だと思われただろうか。 だが、そんな事などどうでもいい。 とにかく今は、心も身体も、満たされていたかった。 「もう知らねえぞ。」 そう言って私の腰を掴んだ夕也は、激しく私を突き上げる。 「あ、あ、ああっ、や、ああーっ!」 「自分で煽った癖に…っ。」 さっき自分で動いていた時よりもずっと深い所に当てられ、十数回突かれただけで簡単に私は果ててしまった。 息を整えていると、今度は私が寝かされて夕也が動き始める。 「待って、今イッた…」 「俺はまだイッてない。」 まだビクビクしている私の中を、夕也は容赦なく突き続ける。 夕也が果てるまで何度もイかされ、潮も吹いた。 私と繋がったまま、夕也が私に覆い被さってくる。 「はぁ…はぁ…ったく、めちゃくちゃにされるって分かってる癖に、なんで俺のこと煽るかなぁ…」 夕也を抱きしめて、背中をさする。 「…だって、こうでもしないと私の事抱いてくれないでしょ?」 夕也と過ごす時間が増えて気付いたことがある。 ハグやキスは好きな時に好きなだけしてくるけど、私がしたいと言わない限り、私を抱こうとしないのだ。 今まで何回か抱かれる寸前まで行ったことはあるが、私のことを思ってか私の同意なしに私と繋がろうとはしない。 行為が始まると獣の様に凶暴になるけれど、それまでは紳士な夕也のままなのだ。 「…なんで分かったの。」 「伊達に幼馴染やってたわけじゃないからね。本当はいっぱいしたいのに自分から『したい』って言わないのは、私に体目的で付き合ってるって勘違いされたくないからでしょ?」 「全てお見通しってことか。あさひには敵わないなぁ。」 そう言って優しく唇を重ねてくる。 「優しいのも、寂しがり屋なのも、強がりなのも、全部、知ってるよ。」 そう言うと夕也は軽く笑う。 「今の、全部あさひの事じゃん。大好きすぎてあさひに似てきちゃったのか、俺。」 夕也の頬をそっと指で撫でる。 「ねえ、夕也。」 「ん?なんだ?」 「もう、我慢しなくていいから。今まで溜めてた分、私の事めちゃくちゃにしていいよ。壊れるまで、私の事を愛して。」 「でも、それじゃ…」 「時間と場所を考えてくれればいいから、ね?」 そう言って夕也の首筋に口付けをした。運ばれてきたケーキを食べていると、理沙が何かを思い出したように話し始めた。「そういえばさ、葉桜高校のエースだった人って知ってる?」葉桜高校は、夕也の母校だ。「葉桜高校のエース?」「サッカー部のエースなんだけど。」私はその辺の話には詳しくない。夕也なら知っているだろう。「ごめん、知らないや…」「あ、そっかぁ…だよね、あんまりこういう話しないもんね。でね!」「?」「そのエース、彼女作らないで有名だったんだけど、葉桜に行ってた友達から聞いたんだけどね。…そのエース、ついに彼女できたんだって。」「へえ…」「他校からも告白されるくらいイケメンだったんだけど、どんな人が告白しても、全員振られちゃったんだって。」どんなモテ男だったんだろう。興味があると言ったら、多分夕也が嫉妬に狂うだろうから、言わないでおこう。「ふぅん、そんな人が本当にいるのかな?」「いるんだって!実際私もその人見たことあるんだから!超カッコよかったよ!あさひも見たら絶対好きになってたって!」「へぇ…よく分からないや…」理沙は楽しそうに話しているが、私の頭の中は疑問符しか浮かんでこなかった。「もう!もうちょっと興味持ってよ!」「あはは、ごめんごめん。」「あのエースを落とすなんて、相当な美人じゃないと難しいよねぇ…あ、そういえば。そのエース、あさひと同じ地元だったはず!」「え?そうなの?」「確かね…桐山…なんとかって人。」同じ地元で、葉桜高校のサッカー部だった人。1人しか思い浮かばない。「もしかして…桐山夕也?」「あ、そうそう!桐山夕也くん!知り合いだったりする?」「そのサッカー部に同姓同名の別人がいなかったとしたら、それ、私の彼氏だ…」理沙が目を大きく見開く。「ええええええっ!?あさひだったの!?」スマホを取りだしてフォトギャラリーを開く。「理沙が言ってるのってこの人?」夕也の写真を見せると、理沙が大きく頷いた。「そう、その人!えー!あさひがその彼女だったんだ!納得だわ~…」「そんなに有名だったんだ、夕也。」「そりゃもう!背が高くてイケメンだし、シュートもパスも上手いし、試合見に行けば女子の完成が凄かったんだから!」「へえ、知らなかった…」「ああ、ただ…3年の時に引退試合の直前に大怪我しちゃって、結局試合にも出れなくてそのまま辞めちゃっ
駅ホームのベンチで、日向ちゃんと話を盛り上げていた。 「そっかぁ、本当だったんだね、あーちゃんがお兄ちゃんと付き合ったの。あいつの妄想かと思ってた。」 「あははっ、妄想って。」 「でもよかった、あーちゃんで。あいつの元カノ、なんか嫌な感じだったもん。」 「そっ、そっか…」 「雰囲気変わったよね、あーちゃん。女の子らしさが増したっていうか。恋の効果かな?」 「んー、それもあるかもしれないね。」 楽しく話していると、後ろから声が聞こえた。 「日向!」 「あっ、圭人くん!」 日向ちゃんと同じくらいの歳の子だ。 この男の子が日向ちゃんの彼氏なのだろう。 「大丈夫!?じゃ、ないよな…痛いことされなかった!?」 「うん。大丈夫。あーちゃんが助けてくれたから。」 「あーちゃんって?」 圭人くんが私の方に視線を移す。 「あ、もしかして、日向を助けてくれたのって…」 「初めまして、風間あさひです。」 「お兄ちゃんの彼女なんだ。たまたま同じ電車に乗ってて、助けてくれたの。痴漢されてる時すごく怖くて最初はあーちゃんだって気づけなかったんだけど…」 「仕方ないよ。あんなことされたら私でも怖い。」 すると、圭人くんが頭を下げた。 「えっ、あの…圭人、さん?」 「日向のこと、助けてくれてありがとうございます。一生この恩は忘れません。」 「ちょっ、頭上げて。そんな大したことしてないよ。」 ぶんぶんと両手を振って頭を上げてもらおうとした。 「大したことだよ。本当に怖かったんだから。あーちゃんが気付いてくれなかったら、もっと酷いことされてたかも。」 まだ震えている日向ちゃんの頭を撫でて、ベンチから立ち上がる。 「日向ちゃんが怪我しなくてよかった。圭人さんも来たことだし、私はそろそろ行くね。圭人さん、今日一日日向ちゃんの手を握ってあげれる?そしたら日向ちゃんも安心すると思うから。」 「…!はい、教えてくれてありがとうございます。今日は本当にありがとうございました!気をつけて行ってください!」 こくりと頷き、友人との待ち合わせ場所に向かう。 到着して10分ほど待つと、友人がやってきた。 「あさひーっ!」 「あ、理沙!」 岡崎理沙。 高校の同級生で、今でもこうしてたまに会うことがある。 「久しぶりだねー!トラブル、大丈夫だったの?何が
今日は高校の友達と会う約束をしており、地元より少し離れた所でお茶をすることになった。 まだ待ち合わせまで2時間ほどあったが、早めに行って少しウィンドウショッピングをする事にした。 電車に乗り込むと、高校生や家族連れで人がいっぱいになっていた。 空いている席は無さそうだ。 扉寄りにあるつり革を掴んで電車に揺られていると、斜め前にいる少女の顔が目に入った。 具合が悪いのだろうか、俯いて真っ青な顔をして震えているように見える。 大丈夫かな、とか思っていると、その少女が顔を上げて、私と目が合った。 小さくだが、口を開けて何かを言おうとしている。 「あ」「う」「え」という口の形は分かった。 声が出せないほど具合が悪くなっているのだろうか。 …いや、違う。 もしかして、「助けて」と言っている? まさか… 視線を下げると、その子の太もも辺りの位置に男の人の手があり、太ももを触っているのが見えた。 痴漢だ。 その男の手から腕、腕から頭を辿り、顔を見る。 ふくよかな男だ。 位置的にもこの男が痴漢をしている犯人で間違いなさそうだ。 「まもなく、𓏸𓏸駅、𓏸𓏸駅でございます。」 駅に着くと、その男の手が少女から離れ、電車を降りようとしているのが見えた。 犯人にバレないように、スマホで「この駅で降りて、すぐ近くのベンチで待ってて。」と文字を打って少女に見せた。 小さく頷いたのを確認して、扉が開いた瞬間に男の腕を掴んで言った。 「すみませんけど、お時間をいただけますか。」 痴漢をしたのがバレたとわかったその男は、私の手を振りほどいて走り出した。 が、すぐに追いつき、再び腕を掴んで背負い投げをした。 自衛隊員の兄から護身術を教わっててよかった。 まさかこんなところで役に立つとは。 すぐ近くにいた駅員を呼び、 「すみません、警察を呼んでください!」 と、大きな声で叫んだ。 暴れる男を私に変わって近くにいた男性が四方固めで押さえてくれたおかげで、警察が来るまで犯人を逃がすことなくその場にはとどまらせることが出来た。 すぐに少女の元へ行き、声をかける。 「大丈夫…じゃ、ないよね。もう警察があの人を捕まえてくれたから、安心して。」 「あ、ありが、とう…ございました。」 「いいえ。このあと警察の方から色々聞かれると思うけど、一人
「Lilas」登場人物について紹介していきます! あさひの両親、社員さん2人の名前もここで初公開です! ※現時点での年齢を載せていますが、今後変わることがあります。 風間あさひ(24) 本作の主人公。 高校卒業後に食品工場へ就職し、主に調理を担当しているが、時々フォークリフトに乗って倉庫での作業をすることもある。 両親と兄が2人いる。 兄2人の他にあさひの双子の兄がいたが、幼少期に事故で亡くなっている。 小学4年生から高校1年生の始めまで夕也に恋心を抱いていた。 その後も2人好きな人ができるが、いずれも付き合う事なく失恋する。 会社で夕也と再会し、再び恋に落ちて付き合う事になった。 桐山夕也(24) あさひの幼馴染でもあり初恋の人で、学校の人気者だった。 転職先があさひの勤める会社で、あさひと再会して付き合う事になる。 初恋の人があさひであり、小学4年生からずっと思い続けていたため、同じ高校の友人から「一途なのはいいけど、執着しすぎてて逆に怖い」などと言われた事もある。 同じ中学の美奈と付き合う事になるが、それはあさひへの恋心を忘れるための手段であった。 だが結局あさひを忘れられず、高校入学してすぐに破局した。 同じくあさひの幼馴染である愛華とはいとこ同士である。 両親と歳の離れた妹が1人いる。 東雲愛華(24) あさひの幼馴染であり、大親友でもある。 あさひとは実家が隣同士だったため、中学卒業まで2人で一緒に学校へ行っていた。 高校に進学したあとも2人で途中の道まで一緒に通学していた。 夕也の母と愛華の母が姉妹同士のため、夕也のいとこにあたる。 中学生になるまであさひ、夕也と3人でいつも遊んでいたが、あさひが失恋してから夕也との仲が悪くなり、疎遠になる。 高校卒業後は看護学校へ進学し、看護師となる。 同じ病院に勤めている大和と親しくなり、その後交際を始めた。 あさひの初デートの時の服を選ぶなど、あさひの事を妹のようにとても大切に思っており、あさひも愛華に対して同じ気持ちを抱いている。 両親と姉が1人いる。 市川大和(25) 愛華の彼氏で、愛華と同じく看護師として働いている。 愛華とは就職先の病院で出会い、愛華に一目惚れする。 どうにか仲良くなろうと積極的に話しかけた結果、親密になり交際を始める。
―あさひ視点― 約1ヶ月ぶりの出勤。 ずっと病院にいて、あまり体を動かせなかったために筋力がかなり落ちてしまっているから、しばらくは軽作業だけをすることになった。 タイミングがいい事に、フォークマンの栗原さんが私の入院と同時に仕事復帰したため、倉庫の仕事は滞ることがなかったそう。 出勤してすぐ、買ってきた菓子折りを各部署に渡してきた。 「大変ご迷惑をお掛けしてしまい、申し訳ありませんでした。」 「やだ、ちょっと謝らないでよ!迷惑なんてかかってないし、そもそも悪いのは運転手じゃない!」 「でも、私の不注意みたいなものなので…」 「不注意じゃなくて、甥っ子くんを守ったんでしょう?桐山くんから全部聞いたわよ。優しい風間さんらしいけど、なんでも自分のせいにしちゃダメよ。」 「…はい。」 「ふふ、前より雰囲気がなんだか柔らかくなった気がするわ。より一層女の子っぽくなったというか。」 「…もっと自分らしくしろって、家族に言われましたので。」 「そう。まあ、前の風間さんも、今の風間さんも、私はどっちも好きよ。」 「ふふっ、ありがとうございます。すみません、これで失礼いたします。」 「頑張ってね!」 しばらくの間、調理過程の記録のみをする事になったから、体に負担を欠けることなく仕事をすることができた。 昼休憩の時間になり、工場入口で靴を履き替えていた時、美奈が近づいてきた。 「あの、あさひちゃん…」 「…どうしたの?」 「…その、怪我は、大丈夫なの?」 まさか美奈にそんなことを聞かれるとは思っていなかった。 「うん。もう治ったから大丈夫だよ。骨も元に戻ったし。」 気まずい空気が流れる。 「あ、あのっ、あさひちゃん…」 「…?」 「…酷いこと言ったりして、ごめん。それと…酷いこともしてごめん。」 「酷いこと…?」 「桐山くんの事、見た目だけの人間なんて言ったりしてごめん。あさひちゃんの、彼氏なのに…酷いこと言ってごめん。それと…あさひちゃんから桐山くんの事奪っちゃってごめん。」 奪った? どういう意味だろう。 「奪ったってどういう事…?」 「…本当は知ってたの。あさひちゃんが桐山くんの事を好きだったの。桐山くんがあさひちゃんの事を好きだったのも気付いてた。でも桐山くんを取られたくなくて、桐山くんに『あさひちゃんは他に好き
―夕也視点― 「ずっと愛してるからな、あさひ。」 すやすやと眠るあさひの頬を撫で、起こさないようにそっとキスをする。 ここにちゃんといる事を確かめるように、あさひを抱きしめて目を閉じる。 あさひが車に跳ねられたあの日、俺は永遠にあさひを失ったと思った。 もう目を覚まさないんじゃないか。 このまま死んでしまうんじゃないか。 道に倒れているあさひを見た時、そう思った。 あさひを失ってしまうのが、とても怖かった。 あさひと付き合い初めてから、あさひは自分の一部となった。 仕事に行く前も、仕事をしている時も、仕事が終わって家に帰った後も、休みの日も、頭の片隅にはいつもあさひがいる。 あさひが死んだら、俺の心も死んでしまう。 そう思えるほどに、いつの間にか大好きという感情が、愛情へと変わっていた。 前の職場で、俺のあさひに対する思いが重すぎると同僚に言われたことがある。 確かに、10歳の頃からずっと同じ子を好きでい続けるなんて、それは恋愛感情というより執着心のようなものに近い。 「俺、結構めんどくせえし、重い男だな…」 初めての時に抱き潰してから、あさひと会う約束をしている前日には必ず抜くようにしていた。 そうしないと理性を保てない、と、自分で分かっているからだ。 だが、昨日は結局タガが外れてしまい、またあさひを抱き潰してしまった。 退院したばかりだというのに、無茶をさせてしまった。 自分の行動を猛省しているうちに、日が昇り始めてしまった。 「ん、んん…」 あさひがゆっくり目を開ける。 また、怒られてしまうだろうな。 「…ふふ、おはよう、夕也。」 腕をのばして俺の頭を撫でる。 こうしてあさひに撫でられるのは初めてだ。 意外と、悪い気分じゃない。 「…怒ってないのか?」 「ん?なんで?」 「いや、昨日…また抱き潰しちまったからさ…」 また怒らせたと思っていたのに、あっさりとした態度だ。 「めちゃくちゃにしてって言ったの、私だし。私の事すごく大事に思ってくれてるの、知ってるからさ。それに…」 「それに?」 あさひが少しムスッとした顔になる。 「私以外の女の子の裸とか、見て欲しくないし…私だけで気持ちよくなってほしいから…」 「…ん?どういうこと?」 「男の人ってみんなそうなんでしょ。1人でする時、その…そ







