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第392話

Author: キラキラ猫
遥たちのテーブルでは、全員が申し合わせたように黙り込んだ。

隣のテーブルで、法務部の温井花梨(ぬくい かりん)が口を開くのが聞こえた。

「それなら、どうして『カゼ』先生に直接依頼しないの?

彼女、昔はうちのマーケティング部にいたって聞いたわよ。

普通なら、スケジュールさえ合えば古巣の頼みくらい聞いてくれるんじゃない?」

綾乃はため息をついた。

眉をひそめ、言いたくないが言わざるを得ないといった様子で口を開く。

「『カゼ』先生は私を完全に無視してるのよ。

前にイラストの依頼で連絡した時も、既読スルーされたし。

彼女が会社にいた頃、よく社長のところに報告に行ってたでしょ。

それは何度か私が鉢合わせしちゃって、たぶん私のことを逆恨みしてるのよ」

花梨は鼻で笑った。

「彼女、一応マーケティング部のチームリーダーだったんだから、社長に業務報告に行くのは普通でしょ?

それに、普通なら誰も好き好んで社長のところになんて行きたがらないわよ。

まるで閻魔大王みたいなんだから」

綾乃が用意していた言い訳は、一瞬にして塞がれてしまった。

目を伏せ、苦笑いしながら言う。

「た
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