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第410話

Author: ドドポ
「月子、どういうつもりよ!」

月子が顔を上げると、怒り心頭の千雪がオフィスに乗り込んできており、自分のアシスタントを冷たく追い払うところだった。

アシスタントが退出しドアが閉まると、オフィスには月子と千雪の二人だけが取り残された。

「よくもまあ、あなたから私に文句を言いに来られたものね!私があなたを助けてやらなかったら、篠原洵の逆鱗に触れることなんてなかったのよ!」

怒りに任せて乗り込んできた千雪だったが、月子のその言葉を聞き、急に心の中がざわめいた。

「じゃあ、石川家を潰しにかかってるのは……本当に洵の仕業なの?」

「あいつ以外に誰がいるっていうのよ!」

月子は思わず白目を剥いた。

以前、彼女は千雪こそが澪を叩き潰すための最高の切り札だと思っていた。しかし結果はどうだ。澪は何のダメージも受けていないどころか、キャリアをますます飛躍させている。

一方の自分は、洵に追い詰められて今にも破産寸前だ。元々は名家のお嬢様だったのに、今や莫大な借金を抱える身に転落してしまった。

月子は考えれば考えるほど腹が立った。

「ねえ、千堂千雪。あなたって本当に篠原洵の『忘れられない初
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