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第7話

Auteur: あかりが私
雷星が公務を片付け、休暇を取って自宅に戻った頃、外はまだ十分に明るかった。

明日、ついに結婚する日を迎える。その事実が、雷星の胸を妙に騒がせていた。認めるのは癪だが、そこには確かに、かすかな期待が燻っていた。

ウォークインクローゼットに足を踏み入れる。十数着のスーツが整然と並んでいた。どれも、司令官という立場にふさわしい暗い色調のものばかりだ。

だが、彼の足は、一番端に掛けられた一着の白いスーツの前で止まった。

かつて遥が自分のために選んでくれたものだ。受け取った時は「必要ない」と冷たく突き放したが、今は不思議と、これこそが明日の入籍にふさわしいと思えた。

明日は、これを着て行こう。

雷星はスマホを取り出し、遥へメッセージを送った。

【明日の朝九時、迎えに行く】

画面を見つめたまま、見慣れた「入力中」の文字が浮かぶのを待つ。

一分。二分……そして五分経っても、一向に返信が来なかった。

雷星は不機嫌に眉を寄せた。以前の遥なら、たとえ夜間任務の真っ最中であっても、自分からのメッセージを見た瞬間に「了解」の一言を必ず返してきたはずだった。

雷星はスマホをナイトテーブル
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