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アルメリア班

Author: エチカ
last update publish date: 2026-05-19 07:45:07

 アウルム班が出発し、王都アルメリアに残った公爵達も情報収集に奔走し、教会側への潜入の為、あらゆる手段を講じていた。

「団長! 拙い事になったかも知れません」

 特警の詰所の扉が壊れるんじゃないかと言う勢いで、外出していたノエルが飛び込んで来た。

「どうした? ノエル」

「城下で商会などを当たっていたのですが……」

 そう前置きしたノエルは、教会に潜入出来そうな商会を探している最中にとある商人から“モリガンのカタアシ商会を使え”と勧められたと言う。

「カタアシ商会の荷馬車が定期的に教会に入って行くのを目撃した、と」

「カタアシ商会……つまり、あのスーランとか言うオーリィの幼馴染か?」

「厳密に言えば会頭はその父親のアラベルで、どうやらこの男、ラカンの元密偵の可能性がある」

「元密偵だと?」

「ラカンの“顔のない猫”の話は聞いた事があるだろう?」

「あ

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  • 魔女ドーラの孫(仮)   モリガン区 Ⅴ

    「モリガン大佐に頼まれていたのは、ただの香辛料で……」「それが、悪用されたようだ」「あ、くよ……う?」「適量を守ればただの香辛料も、摂取量を間違えれば毒になる。彼らが死ぬ前に飲んだ酒には大量の香辛料が混入されていた」「ま、さか……大佐が……? 嘘だ……」「まだ、真相は分からん。だが、こんな分かりやすい方法で六人も害したとなれば、お前は犯人に仕立てられたんだろうよ」

  • 魔女ドーラの孫(仮)   モリガン区 Ⅳ

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  • 魔女ドーラの孫(仮)   モリガン区 Ⅲ

     今からでも逃げるか……いや、無理だ。 少なくともローブの男と大柄なノエルと呼ばれていた男は間違いなくαだろう。 ミレーと呼ばれていたもう一人は女性だったが、纏う雰囲気がもう凡人のそれではない。 間違いない、全員αだ。 詰んだ。 でも、どこかで逃げなければ、このまま監獄にでも入れられたら、本当に人生が詰む。 ドーン王国では魔女狩りと称して薬師が大量に殺された時代があった。 当時の王が薬師に王妃を殺されたとして、国中の薬師を虐殺したのがキッカケだったとか。 そのせいでドーン王国は他国に比べ薬学が廃れて久しい。 現王レイモンドは積極的に他国からの薬も輸入し、自国の薬師を増やす政

  • 魔女ドーラの孫(仮)   アウルム地方 Ⅰ

     アウルム地方にあるサリバン公爵家の別荘へ来て一週間が過ぎようとしていた。 気候の良いアウルムではもう、雪の残る所はなく、芽吹いた若い緑が眩しい程だ。 オルタナの為に用意された特別な部屋とは、薬草に関する書籍や古文書が所狭しと並ぶ一室だった。 拘束も解かれその部屋を私室として与えられ、普通に暮らしていた。 そう、普通だ。「いや、おかしいだろ……」 目が覚めていつも思う。 ここで何をしているのだろうか?

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