NEETと引きこもりはよく混同されるが、根本的な違いがある。NEETは『Not in Education, Employment or Training』の略で、教育も仕事も職業訓練も受けていない状態を指す。一方、引きこもりは社会的接触を避け、自宅に閉じこもる生活スタイルを指す。
NEETは経済活動への非参加に焦点があるのに対し、引きこもりは人間関係の断絶が中心だ。例えば、NEETでも友人と遊びに出かける人はいるが、引きこもりは家族以外との接触すら避ける。『NHKにようこそ!』という作品では、引きこもりの青年が社会とどう向き合うかが描かれ、その心理的孤立がよく表現されている。
面白いことに、イギリス発祥のNEET概念は労働市場の問題として扱われるが、日本の引きこもりは精神保健の観点から議論されることが多い。この違いは文化背景が影響しているのだろう。
すねかじりという言葉には、経済的に誰かに依存しているというニュアンスが強く含まれている。親や配偶者など特定の人物から生活費を出してもらいながら、自立する努力をしない状態を指すことが多い。
一方ニートは『Not in Education, Employment or Training』の略で、教育や仕事、職業訓練のいずれにも参加していない若者を指す。経済的な依存関係よりも、社会参加の有無に焦点が当てられている。
この二つは重なる部分もあるが、すねかじりが人間関係に根ざした概念なのに対し、ニートは社会統計的な分類と言える。どちらも現代社会が生み出した現象で、背景には複雑な要因が絡んでいる。