声優は作品ごとに違うことが多いので、まず代表的な“クロエ”をいくつかピックアップして紹介します。英語圏のゲームや海外ドラマから来たクロエだと、顔ぶれがはっきりしていることが多いです。たとえば、ゲーム『Life Is Strange』のクロエ・プライス(日本では『ライフ イズ ストレンジ』と表記されることもあります)は英語版でアシュリー・バーチ(Ashly Burch)が演じています。アシュリーはクロエの生意気さや脆さを同時に表現する演技で高い評価を受けていて、クロエを語るときにまず名前が挙がる存在です。彼女はそのほかにも『Horizon Zero Dawn』のアーロイ(英語版)や、『Borderlands』シリーズのティニー・ティナ(英語版)などで知られており、ゲーム界で幅広く活躍している声優です。
クロエについて読み物をあさるとき、まず原典と制作者の発言に当たるのが一番確実だと感じる。特に『Life Is Strange』のクロエ・プライスに関しては、ゲーム本編の台詞やイベント、さらに開発チームのインタビューやパッチノートが重要な一次資料になる。公式サイトやデベロッパーのブログは誤りが少なく、背景設定やキャラクター造形の意図が直接語られることが多い。そこで僕は、まず該当するチャプターを再プレイして台詞をメモし、公式のQ&Aや制作者インタビューと照合するという方法を取っている。
目を引く描写としてまず思い浮かぶのは、'Life is Strange'に登場するクロエ・プライスの層の厚さだ。表面的には反抗的で口が悪く、社会に対する反発心を見せるが、その裏には深い喪失感と孤独があるのが私にははっきり見える。父親の死や親友レイチェルの不在が、彼女の行動原理になっていて、自己破壊的な行動や短気さは守りの姿勢に他ならない。