英語圏で『人間だもの』に近いニュアンスを伝えるなら、『I'm only human』がぴったりくる気がする。このフレーズには、失敗や弱さを受け入れる寛容さが含まれていて、ミス・ユースドの『Everybody Hurts』という曲の歌詞にも使われていた。
日本語の『人間だもの』には、諦めや開き直りだけでなく、人間らしさへの愛着も感じられる。英語だと『That's what makes us human』と肯定的に言い換える場合もあるけど、文脈によっては『Cut me some slack』(少し大目に見て)のようなカジュアルな言い回しがしっくりくることも。文化によって「人間らしさ」の捉え方に微妙な差があるのが面白い。
詩の翻訳って難しいですよね。特に『人間だもの』のような短くて深い言葉は、文化背景まで伝えようとすると本当に苦労します。英訳バージョンでよく見かけるのは『I'm only human』という表現。確かにシンプルで核心をついていますが、みつをさんの持つ禅的なニュアンスは少し薄れてしまう気がします。
別の翻訳で『After all, we're human』というのもありました。こちらの方が「だもの」の含みをうまく表現しているように感じます。英語圏の友人に見せたら、『It's so Japanese in its simplicity』と感慨深げに言っていました。言葉の壁を越えた時に生まれる新しい解釈も、また興味深いものです。