例えば「酔えばみんな 陽気な家族」というフレーズは、直訳すると'When drunk, everyone becomes a cheerful family'となりますが、これでは日本語の持つ'一時的な絆'のニュアンスが消えてしまいます。むしろ'Strangers turn into kin under amber lights'のように、居酒屋の暖かい照明と見知らぬ人同士の親密さを強調した方が原曲の雰囲気を保てるかもしれません。
特に難しいのは『明日はひとり』という歌詞。英語で'Tomorrow I'll be alone again'と訳すとあまりに直接的で、日本語の持つ切なさが失われます。こういう時は'Dawn will find me solitary'のように、少し詩的な表現を選ぶ必要があるでしょう。歌詞全体を通して、日本語の曖昧さと情感を英語でどう再現するかが訳者の腕の見せ所です。
例えば『いやいやよ』を単に"No no no"と訳すのもありだけど、日本語の語感やリズムを考えると"Nope nope nope"の方が近い気がする。歌詞全体の訳を探してみたら、海外のファンサイトで創作英訳を見つけたんだけど、結構うまくニュアンスを捉えていて感心した。こういう翻訳って、単なる言語変換じゃなくて文化の橋渡しなんだなって改めて思う。