英語で「か弱い」を表現する場合、文脈によってニュアンスが微妙に変わってくるのが面白いところです。'Fragile'は物理的な脆さを連想させる一方、'Delicate'には繊細な美しさを含むことが多い。
特に小説や詩的な表現では、'Tender'という言葉がよく使われます。例えば『指輪物語』のフロドを描写する際、この単語が彼の精神的繊細さを表現するのに使われていた気がします。日常会話では、'Weak'より'Heepless'の方が、守ってあげたくなるような無力さを伝えられます。
最近観たドラマで『ブリジャートン家』のダフネが病人を'Poor little thing'と呼んでいたシーンを思い出しました。これも「か弱い」の持つ保護欲をくすぐる表現ですね。言葉選びひとつで、同じ概念でもこれだけイメージが広がるんです。
英語で勇猛果敢な性格を表現するなら、'bold and resolute'という表現がピンとくる。特に行動力と決断力の両方を備えた人物を形容するのにふさわしい。
'Fearless and determined'もよく使われる組み合わせで、恐怖に屈せず目標に向かって突き進むイメージを伝えられる。歴史的な英雄像を描く時など、ドラマチックなニュアンスを加えたい時に重宝する。
個人的に好きなのは'undaunted spirit'という表現。困難に直面してもくじけない不屈の精神という意味合いが、勇猛果敢の本質を捉えている気がする。特にファンタジー作品のキャラクター描写でよく目にする。
「もったいぶる」という日本語のニュアンスを英語で表現するのはなかなか難しいですね。日本語特有の「遠回しに言う」「わざとらしく控えめに見せる」といったニュアンスを含んでいるからです。英語では状況によって様々な表現が使われますが、'play hard to get' が近いかもしれません。特に恋愛関係で相手の気を引こうとしてわざとそっけない態度を取るような場面でよく使われます。
'act coy'も使える表現で、恥ずかしがり屋のふりをしたり、知っていることをわざと隠したりする様子を表します。例えば、'She acted coy when asked about her new boyfriend'(新しい彼氏のことを聞かれたとき、彼女はもったいぶった態度を取った)といった使い方です。'be deliberately vague'(意図的に曖昧にする)という表現も、情報をわざと少しずつ出していくような「もったいぶり」に近いかもしれません。
面白いことに、英語には日本語の「もったいぶる」にぴったり対応する単語がないため、状況に応じてこれらの表現を使い分ける必要があります。文化の違いが言葉の違いとして現れている好例だと言えるでしょう。