「元も子もない」の英語表現で真っ先に思い浮かぶのは'cutting off one's nose to spite one's face'です。怒りや意地で自分を傷つける愚かしさを指す表現で、日本語のニュアンスに近いですね。'Jujutsu Kaisen'の五条悟が「呪術界の腐敗を正すために全てを破壊する」と言い出した時、これはまさに鼻を削いで顔を怒らせるような行為だと感じました。
面白いことに、英語には日本語の「口は災いの元」にぴったり対応することわざがいくつかあります。その中でも最もよく使われるのは、'Loose lips sink ships'でしょう。第二次世界大戦中のプロパガンダポスターから生まれたこの言葉は、不用意な発言が重大な結果を招くことを示しています。
もう少し古風な表現だと、'A fool's mouth is his destruction'(愚者の口は彼自身の破滅をもたらす)という聖書由来のフレーズもあります。こちらは個人的な失敗に焦点を当てていて、現代でもビジネスシーンなどで引用されることがあります。
最近では、特にSNS時代において、'Think before you tweet'というモダンなバリエーションも登場しました。140文字の軽率なツイートがキャリアを台無しにすることも珍しくないからこそ、この表現は特に説得力を持っています。
「諸々意味」を英語で表現する場合、'various meanings'や'multiple meanings'が最も直訳に近いでしょう。
しかし、文脈によってニュアンスが変わります。例えば、'and so on'は「など」という意味で、物事を列挙した後に使う表現です。'all sorts of things'は「いろいろなこと」という漠然としたニュアンス。'this and that'は「あれこれ」というカジュアルな表現で、日常会話でよく使われます。
特に興味深いのは'etcetera'(略して'etc.')で、ラテン語由来のこの表現は「その他のもの」を指しますが、フォーマルな文書からカジュアルな会話まで幅広く使える便利さがあります。'miscellaneous'も似た概念ですが、どちらかと言えば分類不能な雑多なものを指す傾向があります。