英語で『嘘も方便』に近い表現を探すと、『The end justifies the means』がまず浮かびます。これは目的のために手段を選ばないというニュアンスで、必ずしも嘘に限定されませんが、倫理的なジレンマを含む点で共通しています。
もう少し軽いニュアンスなら『White lies are sometimes necessary』という直訳風の表現もあります。『white lie』は悪意のない嘘を指し、人間関係を円滑にするための方便として使われます。『必要悪』的なニュアンスで、日本語のニュアンスに近づけることができます。
文化的な背景を考えると、英語圏では『嘘も方便』的な発想よりも『Honesty is the best policy』(正直が最良の策)という価値観が強い印象があります。そのため、完全に同等の表現はないのかもしれません。
英語で「嘘も方便」を表現するなら、'The ends justify the means'が最も近いニュアンスを伝えられるでしょう。この言葉は、目的達成のために手段を選ばない姿勢を表す点で共通しています。
ただし、日本のことわざと比べると、英語表現の方がややネガティブな印象を与える傾向があります。『進撃の巨人』のエレンや『デスノート』の夜神月のような倫理観のグレーゾーンを扱う物語でよく見られるテーマとも重なります。
類似表現として『A white lie』(罪のない嘘)もありますが、こちらは悪意のない小さな嘘に限定されるため、ニュアンスが少し異なります。