面白いのは海外にも類似表現があることで、英語では"peaks and valleys"と言います。漫画『バガボンド』で宮本武蔵が剣の修行で山に籠るエピソードと市井での修業を交互に重ねる構成は、まさにこの言葉を具現化したような話の運びです。単なる困難の比喩ではなく、変化そのものが成長の糧となるという積極的なニュアンスが、この表現を長く愛用させる理由なのでしょう。
人生の起伏を英語で表現するなら 'ups and downs' が最も自然な表現ですね。このフレーズは日常会話から文学作品まで幅広く使われています。
例えば、友達が『最近どう?』と聞いてきたときに『Well, you know, it's been ups and downs』なんて返すと、良いことも悪いこともあったニュアンスが伝わります。'Peaks and valleys' も同じような意味ですが、どちらかというとビジネスや統計の文脈で使われることが多い印象です。
個人的にお気に入りなのは 'ebb and flow' という表現。潮の満ち引きを連想させるこのフレーズは、人生の自然な流れを詩的に表現したいときにぴったりです。海辺で育ったせいか、この表現を使うと心に響く情景が浮かんできます。