「諸々意味」を英語で表現する場合、'various meanings'や'multiple meanings'が最も直訳に近いでしょう。
しかし、文脈によってニュアンスが変わります。例えば、'and so on'は「など」という意味で、物事を列挙した後に使う表現です。'all sorts of things'は「いろいろなこと」という漠然としたニュアンス。'this and that'は「あれこれ」というカジュアルな表現で、日常会話でよく使われます。
特に興味深いのは'etcetera'(略して'etc.')で、ラテン語由来のこの表現は「その他のもの」を指しますが、フォーマルな文書からカジュアルな会話まで幅広く使える便利さがあります。'miscellaneous'も似た概念ですが、どちらかと言えば分類不能な雑多なものを指す傾向があります。
英語で「惜しむらくは」を表現するとなると、かなり文脈に依存するんだけど、'It's a pity that...'とか'Regrettably...'が近いニュアンスかな。特に'It's a pity'は日本語の「惜しい」感覚にぴったりで、何かが期待外れだった時や、もう少しでうまくいきそうだった場面で使える。
例えば、好きなアニメの最終回が微妙だった時なんかは『'It's a pity the ending fell flat after such a great build-up.'』って言ったりする。一方で'Regrettably'はもう少しフォーマルで、公式な場面で「残念ながら」と伝える時に使われる印象。ニュアンスの違いを理解しておくと、英語で感情を伝える時の幅が広がるよね。
翻訳作業に取り組んでいると、言葉の微妙な色合いをどう残すかがいつも問題になります。私の場合は『名残惜しい意味』を英語にするとき、単純な一語よりもフレーズで感情の層を伝えることを好みます。
たとえば“a bittersweet feeling”は喜びと寂しさが混ざった感情を、”a sense of wistful regret”はもう少し内省的で静かな残念さを表します。別の選択肢として“a lingering attachment”や“a pang of reluctance”を状況に応じて使い分けます。前者は物や場所に対する執着を強調し、後者は別れの瞬間に心がチクリとするニュアンスを伝えます。
『ノルウェイの森』のような場面では“a bittersweet goodbye”や“a wistful longing”がしっくり来ることが多く、カジュアルな会話なら“I’ll miss it”や“I’m reluctant to leave”のような直球も自然に聞こえます。翻訳では文脈と話者のキャラクターを見て、最も色合いが近い表現を選ぶべきだと考えています。
考えてみると、'畏敬'という感情は英語の 'awe' が最も近いニュアンスを伝えられるでしょう。自然の壮大さや人間の偉業に触れたとき、言葉を失うような感覚を指します。'Game of Thrones' の壁の高さに初めて直面したジョン・スノウの表情は、まさにこの感情を具現化していましたね。
ただし、'awe' には恐怖の要素が薄い場合もあり、完全な一致とは言えません。日本語の『畏敬』には『畏れ』のニュアンスが強く、神聖なものへの近づきがたい感情も含まれます。'The Lord of the Rings' でフロドがガラドrielの光を見た瞬間、彼が感じたのはまさにこの複合的な感情だったのでしょう。