英語で'It's as plain as day'という表現が近いかもしれません。
この慣用句は、物事が非常に明白で疑う余地がない状況を指します。太陽が輝いているのが明らかなように、ある事実が誰の目にもはっきり分かるというニュアンスです。
イギリス英語では'Self-evident'も使われますが、これはどちらかというと論理的・哲学的な文脈で用いられる傾向があります。日常会話では'It's obvious'や'Clearly'の方が自然に聞こえるでしょう。
翻訳は単なる言葉の置き換えではなく、文化や文脈を考慮する必要がありますね。
このことわざのルーツをたどると、古代中国の『漢書』にまで遡ります。当時の人々は火災の危険性を誰もが理解していたことから、明らかな事柄を表現する際に『火を見るよりも明らか』という比喩が生まれました。
日本に伝わったのは平安時代頃とされており、清少納言の『枕草子』にも類似の表現が確認できます。面白いのは、西洋にも『Seeing is believing(見ることは信じること)』という似た概念があること。人類共通の体験から生まれた言葉と言えそうです。