若い頃から海外ドラマを見ていて気付いたのは、英語には状況ごとに異なる『用心深さ』を表す表現があることだ。例えば、'vigilant'は夜警や監視のニュアンスが強い。一方、'guarded'は感情や発言を控えめにする際に使われる。『ハリー・ポッター』シリーズでセブルス・スネイプが'always guarded with his words'と評される場面がある。言葉選びの奥深さを感じさせる一例だ。
言語を学ぶ楽しみは、似たような意味の単語の使い分けを発見することにある。『用心深い』に対応する英語として、'chary'というあまり知られていない単語がある。使い慣れた単語ばかりに頼らず、こうした表現も取り入れると、より豊かなコミュニケーションができる。例えば、'She was chary of strangers'と言えば、見知らぬ人に対する自然な警戒心が伝わる。
英語で『手強い』を表現するなら、『formidable』がピッタリくる気がする。この単語には、ただ強いだけでなく、相手にとって威圧的で攻略が難しいというニュアンスが含まれている。
『The final boss in "Dark Souls" is truly formidable』なんて使い方をすると、ゲームプレイヤーなら誰もが納得する表現になる。スポーツの強い相手や難しい課題に対しても使える汎用性の高さが魅力で、文脈に応じて『手ごわい』『厄介』『強力』と幅広く解釈できる。