この表現を英語に訳すとき、まず思い浮かぶのは 'cross my mind' というフレーズだ。
例えば、'It never crossed my mind that he would leave' と言えば、「彼が去るなんて頭をよぎらなかった」というニュアンスになる。この表現の良いところは、思考が一瞬通り過ぎる様子を自然に伝えられる点にある。
他にも 'flash through my mind' も使える。こちらの方がより瞬間的で閃きのような印象を与える。'A strange idea flashed through my mind' と言えば、「奇妙な考えが頭をよぎった」と表現できる。
状況によっては 'occur to me' も使えるが、これはどちらかというと思いつきに近いニュアンスだ。微妙な違いを意識して使い分けるのがポイントだろう。
翻訳の面白さって、言葉の裏にあるニュアンスをどう伝えるかですよね。'頭をよぎる'のような表現は、直訳すると 'pass through one's head' ですが、これじゃ機械翻訳みたいで生きた英語にならない。
例えば、ふと浮かんだアイデアを表現するなら 'cross my mind' が自然。'It just crossed my mind that we forgot to lock the door' みたいに使えます。瞬間的なひらめきを表すなら 'occur to' もいいですね。'It occurred to me that she might be lying' だと、パッと思いついた感覚が伝わります。
文脈によっては 'flash into one's mind' なんて表現も詩的でいい。特にクリエイティブな場面では、このほうがイメージが湧きやすい。日本語の繊細さを英語で再現するには、単語選びよりもフレーズ全体のリズムが大事なんです。