Kindleストアでは英語版『The King in Yellow』が廉価で配信中ですし、海外のオーディオブックプラットフォームでは朗読版も複数存在します。ただし初期の翻訳は文体が古めかしいので、個人的には2010年代以降の新訳を待ちたいところ。特に劇中劇として登場する『黄衣の王』台本の部分は、詩的なニュアンスが訳文にどう反映されるかが最大の読みどころだと感じます。
『黄衣の王』と言えば、H.P.ラヴクラフトのクトゥルフ神話の一角を占める不気味な存在ですよね。このテーマを扱ったゲームは意外と多く、特にテーブルターゲーム『Call of Cthulhu』のサプリメント『The King in Yellow』が有名です。ここでは狂気を誘う演劇や謎の黄衣の王がストーリーの中心に据えられ、プレイヤーは徐々に崩壊していく精神と向き合わなければなりません。
また、ビデオゲームの世界でも『The Sinking City』で彼を彷彿とさせる要素が登場します。オープンワールド形式のこのゲームでは、主人公が超常的な現象に巻き込まれ、黄衣の王の影響を感じられるシーンが散りばめられています。これらは直接的なゲーム化ではありませんが、ラヴクラフトの世界観を深く味わえる作品と言えるでしょう。