エレノア・ルーズベルトの知的成長に深く関わった本の一つに、ベティ・フリーダンの『女性の神秘』があります。この本は1963年に出版されましたが、彼女が以前から主張していた女性の権利や社会参加についての考えをさらに強化しました。
彼女の自伝『This Is My Story』を読むと、若い頃からヴィクトリア時代の倫理観に疑問を抱き、ジョン・デューイのような進歩的教育思想家の影響を受けていたことがわかります。特にデューイの『民主主義と教育』は、彼女の社会改革への姿勢を形成する上で重要な役割を果たしました。生涯を通じて、彼女は読書を自己啓発の手段とみなしていたようです。
エレノア・ルーズベルトの生涯を描いた作品で真っ先に思い浮かぶのは『The First Lady』というテレビシリーズのエピソードです。特に彼女のホワイトハウス時代に焦点を当て、夫であるフランクリン・ルーズベルト大統領との複雑な関係や、人権活動家としての業績を丁寧に描いています。
ジェーン・アレクサンダーの演技が素晴らしく、エレノアの内面の葛藤と強さを繊細に表現しています。公民権運動への関与や国連での活躍など、従来のファーストレディ像を超えた彼女の姿がよく伝わってくるでしょう。歴史の教科書では語られない人間味あふれるエレノア像に出会えます。