裏切り婚約者の末路
果てしない道復讐男性視点クズ女ひいき/自己中夫を取り戻す修羅場スカッと
お正月の二日前、俺・神山陸(かみやま りく)の恋人・九条紫苑(くじょう しおん)は、助手・林悠人(はやし ゆうと)を連れて海辺の別荘で年を越すと言い出した。
俺は騒ぎもせず、引き止めもしなかった。それどころか、甲斐甲斐しく荷造りまで手伝ってやった。
そんな俺を見て、紫苑は鼻で笑った。
「足が動かなくなって、ようやく聞き分けがよくなったみたいね」
紫苑が出て行ったあと、俺はすぐに彼女の宿敵に連絡を入れた。
前世、不自由な足を引きずりながら必死に彼女を止めた。だが、そのせいで悠人は何者かに殺された。
紫苑は表向きこそ平静を装っていたが、俺の足が治った途端、俺の両足を切り落として、俺を惨たらしく殺した。
そこでようやく気づいたんだ。彼女はずっと俺を憎んでいたのだと。
やり直しのチャンスを得た今、今度は俺が、彼女からすべてを奪ってやる。