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Penulis: 美桜
last update Tanggal publikasi: 2026-07-09 07:56:01

「おい、お前ー」

息を切らせてしゃがみ込んでいると、一人の男が声をかけてきた。

陸は自分の身なりを見て、また物乞いと思われたのか?と不快感に眉を顰めた。

「おい、聞こえないのか?」

再び声をかけてくる男に

「あっちに行け」

と言うと、「はぁ?」と返された。

「俺は物乞いじゃない」

「……」

そうきっぱりと言うと、男は口をへの字に曲げて陸を上から下までジロジロと見回した。

そしてハッと嗤うと「ご立派な身分でもお持ちで?」とからかってきた。

陸は男を無視して疲労に震える膝を叱咤し、立ち上がるとふい…と歩き出した。するとー

「おい、待てって」

男が慌てたように追いついて来て、陸の肩を馴れ馴れしく抱き込んだ。

「怒るなよ。冗談じゃねーか」

「……」

キシシシ…と笑う男をジロリと睨んだ。

「何か用か?」

問うと、男は「いやいや」と手を振り、そして顔を寄せて耳元に囁いたのだった。

「お前…逃亡犯か何か?」

「っ……!」

途端に陸の中で警報が鳴り響いた。

バッと男の腕を振りほどき、距離をとる。

男は、そんな風に急に警戒心をむき出しにした陸を見て、余裕の笑みを浮かべた。

「ビンゴか〜。ま、心配すんな
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