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第80話

Author: 霜晨月
last update publish date: 2026-02-06 10:27:22

周歓はこの一ヶ月の出来事と、清河寨での見聞の一部始終を、斉王にありのまま語った。

斉王は一言も発さずに聞き終えると、眉をひそめてしばし周歓を見つめ、やがて重い溜息とともに口を開いた。

「……つまりおぬしは、わざわざ危険を冒して凛丘まで戻り、余に『山賊どもに糧食を貸してくれ』と頼みに来たというわけか」

「斉王殿下。私とて、もはや矢は弦にかかっており、放たぬわけにはいかぬのです」

周歓は卓上の酒壺を手に取り、斉王の杯を満たした。

「それに、これはあくまで『お貸しいただく』もの。事が成った暁には、必ずや利息をつけてお返しいたします」

「事が成った暁、か……」

斉王は酒を軽く啜り、含みのある笑みを浮かべて周歓に目を向けた。

「糧食を貸すのはやぶさかではないが、純粋に興味が湧いた。周歓よ、おぬしはその軍勢を率いて、一体何を成そうというのか?」

周歓の背に、冷たいものが走った。

目の前の斉王は、蕭晗と瓜二つの瞳をしている。その鋭い眼光は、周歓の心の奥底までも見透かすかのようであった。

計画を明かすべきか否か、しばし逡巡した末に、周歓は賭けに出る決意を固めた。

「もし私が包み隠さず申し上げたなら、
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