LOGIN居酒屋のアルバイトを掛け持ちしている庵は生活をするのにやっとだった。疲れきった時にふとある配信に目が止まり、輝きを放ちながら自分の道を歩いているタミキにハマってしまう。泥沼に自ら入り込んでいく庵の姿を書いたシリアスBL──
View MoreGedung Mahendra Group Tower.
Tempat orang miskin seperti Alina Putri yang tidak seharusnya berada di sini. Tapi hari ini, Alina malah berada di dalam gedung itu karena butuh uang. Butuh banyak uang. "Presentasi dimulai, Miss Putri," suara itu memotong. Arka Mahendra, CEO yang dijuluki Raja Es. Miliarder 27 tahun yang bikin semua wanita di Jakarta jadi gila, dan semua pria di Jakarta jadi iri. Dia duduk di ujung meja memakai jas hitam mahal dihiasi dasi biru dongker. Wajah tanpa ekspresi yang membuat auranya mengalahkan dinginnya AC. Alina menelan saliva, tenggorokannya mendadak kering. "I,,,iya Pak." Alina membuka laptop disertai jantung yang berdebar kencang. Portofolio ini penentu hidupnya. Kalau gagal, dia balik ke kos yang bocor. "Klien kita dari Singapura sudah menunggu. Jangan buang waktu," kata Arka. "Siap Pak," Alina langsung berdiri. Terlalu terburu-buru melangkah. Dan sialnya, kakinya malah nyangkut di kabel. "Tidaaak!" Satu detik. Gelas kopi Americano di meja saji terangkat. Berputar di udara. Lalu ,,, Srek. Cairan hitam panas tumpah tepat ke dada kemeja putih Arka menghasilkan noda besar, basah dan menguap. Dunia hening. Tiga orang bule dari Singapura membelalak. Dua puluh staf Mahendra Group menahan napas. Pak Riko, asisten Arka, wajahnya sudah putih seperti hantu. Alina membeku. Otaknya kosong. "Aku mati. Aku beneran mati." Arka menunduk melihat kemejanya lalu menatap Alina. Tatapan itu kosong tanpa amarah dan tanpa kasihan, tapi tatapan itu lebih mengerikan dari sekedar ditampar. "Maaf! Maaf banget Pak!" Alina reflek mengambil tisu. Tangannya gemetar. "Saya ganti! Berapa harganya? Sepuluh juta? Saya cicil!" "Jangan sentuh," suara Arka dingin namun penuh penekanan. Alina mematung. Tisunya berhenti 2 cm dari dada Arka. "Kamu tahu, ini kemeja harganya berapa?" tanya Arka lalu dia berdiri menjulang sampai bayangannya menutupi Alina. "E,,em ,,, 10 juta?" Alina menebak harga kemeja paling mahal yang dia tahu. Arka malah ketawa. Ketawa tanpa suara. "Kemeja ini 30 juta. Tapi itu bukan masalahnya." Dia melangkah mendekat. "Kamu baru saja menumpahkan kopi saat presentasi penutupan deal senilai dua triliun rupiah," Arka menunjuk klien Singapura yang sekarang wajahnya nggak enak. "Kerugian kamu nggak bisa dihitung dengan uang kemeja, Miss Putri." Dua triliun. Kata itu mendarat di kepala Alina seperti palu godam. Lututnya langsung lemas seakan tak bertulang. "Sa-saya bisa kerja gratis seumur hidup," kata Alina putus asa. "Saya mohon Pak, jangan laporin saya." Beberapa staf menutup mulut. Mau ketawa tapi takut. Arka tidak ketawa. Dia malah menyipitkan mata. Menilai Alina dari atas sampai bawah yang memakai blazer kebesaran, rambut berantakan dihiasi wajah panik. Menarik. "Memecat kamu tidak akan menutupi kerugian dua triliun," kata Arka pelan. "Jadi kita pakai cara lain." "Cara apa?" Alina mundur selangkah. "Mulai Senin," Arka mengangkat tiga jari. "Kamu jadi asisten pribadi saya." "Hah?" Alina mengerutkan dahi. "Saya desainer Pak, bukan babu." "Salah," Arka mengambil tablet lalu menunjuk layar. "Kontrak freelance kamu. Pasal 8 ayat 3 yaitu bersedia melakukan pekerjaan lain sesuai kebutuhan perusahaan." Alina ingat. Dia tanda tangan tanpa baca. "Bodoh. "Bodoh banget," rutuknya dalam hati. "90 hari," lanjut Arka. "Ikut saya kemana-mana. Meeting. Dinner. Lembur. Tanpa protes. Tanpa telat. Tanpa kopi lagi." "Gila," protes Alina. "Itu perbudakan modern." "Itu denda," balas Arka. "Pilihan kedua yaitu tim legal kami tagih kamu 2 triliun. Sekarang juga." Itu pemerasan. Dengan dasi dan kemeja basah. Alina mengepalkan tangan. Harga dirinya teriak "tolak". Tapi utang kosnya, utang ibunya di rumah sakit, semua teriak "terima". Dia kalah. "Baik," katanya kalah. Suaranya kecil. "Saya terima. 90 hari." "Bagus," Arka berbalik. "Riko, urus kontrak baru. Miss Putri mulai kerja Senin jam 7.30. Terlambat satu menit, saya potong gaji." "Gaji? Saya digaji?" Alina langsung hidup lagi. "Minimum UMR," kata Arka tanpa menoleh. "Anggap uang jajan budak." Kasar, tapi Alina lega karena ada uang. Arka berjalan ke pintu. Jasnya sudah dia lepas dan dilempar ke Riko. Dia mau ganti baju. Sebelum pintu tertutup, dia berhenti. Menoleh ke Alina. "Dan satu lagi, Miss Putri." "Apa, Pak?" "Jangan pernah pikir kamu bisa main-main dengan saya," mata Arka menatap tajam. "90 hari ini neraka untuk kamu." Setelah itu Arka pergi, pintu kemudian ditutup. Duar. Seluruh ruangan langsung heboh. Bisikan dimana-mana. Alina masih berdiri kaku dengan gelas kosong di tangan. Pak Riko menghampiri Alina. "Selamat datang di neraka, Nona. Maksud saya, Mahendra Group." Alina menatap noda kopi di lantai. "Dua triliun," gumamnya. "Gara-gara kopi 20 ribu." Alina mengangkat wajah. Matanya menyiratkan kekesalan. "Neraka ya? Kita lihat, siapa yang bakal terbakar duluan, Pak CEO." Sementara di dalam lift, Arka melepas dasinya. Wajahnya terlihat sangat kesal. Dia tidak marah karena kopinya. Dia marah karena cewek itu berani menatapnya balik bahkan berani melawan. Dan itu mengganggu. Bagi Arka itu sangat mengganggu. "90 hari," gumamnya. "Cukup untuk bikin kamu kapok." Tapi Arka tidak tahu. 90 hari itu ternyata tidak akan pernah cukup.パラレルワールドの使者② 研究機関は三年前に潰れたようだった。使われていた電話番号も今では、通じない。行く道を失った俺は、途方に暮れながらも、調べ続ける。 機関のホームページだったURLが今ではある個人のものとして使用されている事を突き止めた。データーバンクに適合すると、個人情報が全て、明らかになっていく。 椎名南、名前以外の情報は住所と電話番号のみだった。データーバンクがこれ以上の情報は国により守られています、と注意書きを点滅させている。 一人の研究者の情報が機密扱い。そもそもが変だ。データーバンクに辿れない情報はないはずなのに、それ以上、読み取る事が出来ない。「もしかして……この世界にも」 こうなると話は変わってくる。この世界にもデーターバンクと似ているアプリが存在しているのかもしれない。それなら弾く事も出来るのだろう。一個人がアクセス出来ないように、組み換えればいいだけだから。 こうなると記載している住所に行って見るしかないと思った俺は、大事な情報をリュックに収縮して仕舞うと、最初の部屋を跡にした。 庵として空間から存在を許された俺は、彼の記憶を元に、全ての道順を取り込んでいく。人の記憶が鮮明に残っていれば、全てを書き写す事が出来るのだ。悪い思想を持った奴にデーターバンクが渡ると、世界そのものが消滅してしまう。それぐらいの危ない存在だった。 この存在は誰にも気づかれてはいけない。庵の生きた世界でもそれらを阻止する為に、機密扱いになっているに違いないだろう。 数時間歩き続けると、一つの廃墟に辿り着いた。当時は他の人が管理していたのだが、今では椎名が所有者だ。「ここは、まさか」 辿り着くと、かなり建物は朽ちているが、あの事件の記事に添えられていた建物と同じ所だと気がついた。 中に入るには許可がいるが、どうやらイタズラ目的で複数の人が入っているらしい。外から見ても、建物の一部に落書きが添えられている。「……改竄するか」 本人が何処にいるのかを知らない俺は、データ
番外編 パラレルワールドの使者① 時空を飛び越え、この世界にやってきた。俺が生きてきた場所は、この世界からしたら、パラレルワールドと言われている。同じ人物達が、複数の世界で生きていき、違う選択肢を選んだ世界から来たのだ。 俺の祖父の名前は庵と言う。俺の知る庵は年齢を重ねる事なく、生きていた。八十年経っても、変わらずの姿に驚きを隠せない自分がいた。 そして数日前、祖父が何者かに狙われ、意識不明の重傷を負っている。余談も許されない状況にいても経ってもいられず、祖父を狙った犯人の目星をつける為に、ここに来た。 世界は違っていても、そこに出てくる重要人物達は変わらない。この世界でも、俺の居場所で存在している人達が、別の人生を歩んでいる。「僕には忘れられない人がいるんだ。彼は僕の事を忘れているかもしれないけどね」 悲しそうに言いながら、遠くを見ていた祖父の瞳が忘れられない。 この世界では男性同士が子供を授かる事が出来ない事実を知った俺は、驚愕した。自分の世界では、男性同士じゃないと子供を作る事が出来ないからだ。人口の殆どは男性になっている。この世界からしたら、不思議な世界なのかもしれない。「とりあえず、調べるか」 何から調べたらいいのかを考えていると、ふと画面に一人の男が出ていた。彼はある組織が作ったある人をモチーフにした人造人間らしい。見ただけでは区別もつかない姿に、何故だか心臓の音が加速し始める。「ザング、お前は僕と同じDNAで作られている。だから彼と出会った時に、僕の指し示す人物が、誰だか分かるだろう」 襲われる一週間前にそんな話をされた事を思い出した。自分の中で感じた事のない感情の違和感が直感に結びつき、教えてくれている。そんな気がしたんだ。「……タミキ、か」 彼の映像の下に紹介文が書かれている。簡潔に書かれている内容を見つめながら、自分の世界から持ち込んだ人物データーバンクをパソコンにインストールしていく。一つのUSBに保存されていた二つの世界の人物のドッキングを始めた。
74話 夢うつつ 目が覚めた僕はウロウロと部屋を行ったり来たりしている。結局、あれから椎名が訪れる事はなかった。気を張っていたのか、寝れていないのが原因なのか、少しだるく感じてしまう。こうやって動いていないと寝てしまいそうで、仕方なかった。何度も扉を開けようとしたが、外から鍵がかかっているようで、閉じ込まれたままだ。椎名が来るまで、外に出れないと思うと憂鬱だが、仕方ない。「遅いな」 部屋に備え付けられている時計は13時を刻んでいる。どうしようと考えている時に、外から物音が耳を刺激する。ガタンと何かを壊しているような音が響きながら、ガチャガチャとドアノブが回り出した。「やっと……見つけた」 そこにいるのは赤髪の男性だった。様子を見る限り、感覚の中で感じるタミキに近い。急な出現に驚きながらも、ぺこりとお辞儀をしている自分がいた。彼にとっては近い存在でも、記憶を失くしている僕からしたら初対面に近い。「庵、会いたかった。もう大丈夫だから……俺らを邪魔する奴はいない」 ギュッと抱きしめられると、脳に電流が走るように痺れを感じた。この感覚を知っている僕は、彼と抱き合う事で、手放していた記憶を取り込んでいく。体感では何十分も進んでいるように感じていたのに、実際は2、3分経っているだけだった。 この人はずっと僕が追いかけ続けていた活動者で、僕の大切な推し様だ。その事を思い出した僕は、彼の温もりを感じるように、何度も抱きしめる。とくんとくんと心臓の音が頬に降り注がれると、安心感が襲ってくる。長い長い夢を見ていた僕は、本当の意味で彼を受け入れる事が出来た瞬間だったのかもしれない。「何処も怪我はないか? もう一人にしないでくれ」 眉を下げながら、悲しそうな瞳で何度も訴えかけてくる。その姿が愛おしくて、可愛らしくて、彼の頬にキスを落としていく。生暖かい頬の感触を感じながら、何度も何度もキスをすると、二人だけの世界が確立していった。この世界は僕とタミキしか存在しない、特別な空間なんだと実感する事が出来たんだ。 涙を零さないように我慢している彼の瞳にキスをし、瞼を舐め
73話 細胞源 プシューと全ての煙を吐き出すように、カプセルが開いていく。自動的に意識が戻ると開くシステムになっているようだった。うつらうつらと眠たそうにしている椎名は、その音で現実に引き戻されると、タミキの様子を確認し始めた。瞼は開いているが、そこには彼の自我が見当たらない。紫色のもやが原因なのかもしれないが、中和剤を打つ事で、元のタミキに戻しつつ、闇を馴染ませるように対処していった。もう一つの残されたカプセルを確認する事なく、作業をしていると背後から誰かの気配を感じて振り向こうとする。 「好き勝手してくれたな。自分が何をしたのか分かっているのか?」 凄い剣幕の南がグッと椎名の首を後ろから絞めながら抵抗を阻止する。軽く締め上げた首にはくっきりと指の跡がついていた。 「やめ……」 自分の力ではない異様な力を肌で実感しながら、手を緩めると、ゴホゴホと咳き込む椎名は、崩れるように床に傾れ落ちていく。二人に吸わせた煙は少し効果は違うが、元々は同じものだった。人間の肉体と精神を改竄する為に、組み込んでいる新しい細胞源をウィルスを使い、作る事に成功してしまったようだった。 近くにあった注射器を自分の血管目掛けて刺すと、濁った血がドバドバと注射器と一体化していく。まるで何時間も経過したような赤黒い血は、南の知っているものとは程遠い存在だったんだ。 顕微鏡を使いながら、細胞の変異を確認する為に、指の肉を削ぎ落としていく。普通なら痛みを感じるはずなのに、何も感じない。切られた指から、ドットの映像のように新しい指が再生されていく。 「これは」 半端ではない再生能力を、手に入れた南は、人間とは呼べない姿へと変わっていく。彼を中心に巻き込んでいく風は、情報の渦だ。見えないものが姿を表しながら、南にこれから行動を起こす事を一つずつ教えようとしていた。グッと右手に力を入れると、怒りの感情が湧き上がっていく。自分の行動で感情が作られていく事を覚えていきながら、受け入れるしか方法がない彼がいた。
第5話 悪ふざけ 杉田に言われるがまま、流されるように辿り着いたのは美容院だ。杉田は下積みを経て、独立をしていたようで、小さいながらも自分の店を持つまでになっていた。 学生だったあの時の僕達は夢を語りながら、希望に満ちていた。大きい事も沢山言ったっけ、と思い出に酔いしれながら、別空間に飛ばされている感覚を楽しんでいる。「——おい。聞いてる?」 我に返ったのは杉田の声と言うより吐息に呼び覚まされた。話を聞いていなかった僕を不思議に思ったのか、眉をピクリとさせ、こちらの反応を伺っている。「あ。悪い」 内心ドギマギしている事を悟られなうように素っ気なく、シンプルに躱わす
嫌な事があると癒しを求めるように配信を見るのが日課になっていた。僕とタミキが唯一、繋がって入れるのがこの世界だけだった。スマホだけが繋ぐ、運命の出会いなんじゃないかと錯覚してしまうほど。 自分の中で都合のいいように解釈し、関連付けると、孤独に苛まれた日常から脱出出来るんじゃないかと希望を抱いていたのだと思う。 黒髪だったのを赤く染める、服装もなるべくモノトーンで揃えて、メガネもコンタクトに変えると、いつもの自分とは少し違った印象になるが、タミキのようにはならなかった。一瞬でもいい、傍にいることが出来ないのなら、自分が彼になってしまえばいい。そんな歪んだ思考へと変化していく。「服と髪は
毎日同じ事の繰り返しだ。バイト漬けになっている自分を鏡で見ると、ゲッソリしていて格好悪い。まだ21歳の自分の顔が10歳以上老けて見えていた事に驚きと失望を感じながら、私服に着替える。 同じ年の奴らはここまで変わり果てた僕を見て、ドン引きするかもしれない。時間がないから趣味なんて作れないし、この現状から抜け出す術なんてなかった。 「疲れた……もう嫌だ」 就活に失敗し友人の借金の連帯保証人になり、その結果飛ばれた。見た目がよかったら夜職でもしていただろうが、そんな外見持ち合わせてない。 電車に乗るとボフッと全身の力が抜け、イスに寄りかかった。眠気はいつの間にか覚醒し、その日は
63話 帰りなさい 対立したくない気持ちが溢れてくる。例え生きる場所が違ったとしても、全てを否定する事はしたくない。してしまったら、今までの信じてきたものが崩れる気がして怖かった。「それが君の答えか……本当は君をあちら側に行かしたくない。それでも俺にそれを止める権利はない」 カケルは自分の意見を言いながら、心を混ぜていく。そこには何の偽りはない。彼の瞳は真っ直ぐで僕を見つめて話してはくれない。奥底から信念が見えた瞬間だった。「俺にとってタミキは弟だ。もう一度会いたいが、それも叶わない」「