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第345話

Author: クレヨンまるこ
英樹はもう開き直り、愛人との間にできた子を森崎家の正式な跡取りとして迎え入れると言い出した。

両親の醜い罵り合いを前に、晴南は激しい頭痛を覚える。

顔を険しくしたまま勢いよく立ち上がり、その場を立ち去ろうとした。

だが、病室の外に並んで立つ咲夜と千暁の姿が目に入った瞬間、その表情はみるみる硬くなった。

まさか病院で二人に出くわすとは思ってもいなかった。

しかも、自分の両親が隠し子をめぐって醜態をさらしている、この最悪の場面で。

咲夜は落ち着いた表情のまま、皮肉を込めた視線を晴南に向ける。

病室の中では、なおも言い争いが続いていた。

ついに晴南は怒鳴り声を上げる。「もうやめてくれ!まだ恥をさらし足りないのか!」

その一喝で、英樹と静香もようやく病室の入口に立つ咲夜と千暁に気づいた。

二人は同時に口を閉ざし、敵意を隠さない視線を咲夜たちに向ける。

その視線を感じながらも、咲夜はまるで気にした様子もなく千暁に声をかけた。「行きましょう」

もともと野次馬になるつもりなどなかった。

向こうが勝手に見せつけてきただけの話だ。

千暁は静かに頷く。

「咲夜」背後から晴南が
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