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第351話

Author: クレヨンまるこ
メッセージを送り終えると、咲夜はそのまま晴南の番号をブロックした。

もちろん彼女は分かっている。晴南のような利己的な人間が、自分の一言程度で本当に命を絶つはずがないことを。

それでも、何かにつけて電話をかけてきたり、メッセージを送りつけてきたりする嫌がらせには、ただただ嫌悪しか感じなかった。

いっそのこと洸に連絡して、早く片をつけるよう急かそうか――そんなことまで考えてしまう。

このままでは、自分の忍耐が先に尽きてしまいそうだった。

「どうした?」

咲夜の様子がおかしいことに気づいた千暁が、穏やかな声で尋ねる。

咲夜は視線を戻し、振り向いて微笑んだ。「何でもない。ただ……私たちの関係を、そろそろ公表しようかなって考えてたの」

互いの想いを確かめ合った今、咲夜としては堂々と公表したいと思っていた。

同時に、千暁が胸の内に抱える不安も理解している。

もし関係を公にすることで彼が安心できるのなら、自分にとって、それは喜んで受け入れられることだった。

彼は口にはしない。

けれど咲夜には分かっていた。

もし千暁がいなければ、自分が花江グループを引き継いだあと、何もかもが
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