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第64話:トリキシ

Penulis: 大正
last update Tanggal publikasi: 2026-06-15 07:00:07

 銀の卵亭に帰ってすぐに湯をもらい、清潔魔法をかけながらセルフィとそれぞれ身ぎれいにしていく。やはり清潔魔法をかけながらのほうが服も綺麗になるし、ついでに体についた垢や汗、血も落ちていく。その分もらった湯がどんどん濁っていくが、そのための湯だ、しっかり汚してその分体を綺麗に保っていこう。

 セルフィは……意外ときれいなものだな。主に汚れているのは俺か。清潔魔法を使い始めたのと、やはり剣術と剣聖の腕の差なのか、返り血もほとんど浴びてないセルフィに比べて、まだまだ動きの荒い俺は腹から膝にかけて返り血がしっかりと付いている。

 これも清潔魔法で浮かして、湯に軽く通して血なまぐささを取り除いていく。セルフィが髪の毛を洗おうとしていたので、制止する。

「待った、俺の血でさすがに汚れすぎてる。湯で洗うほうが気持ちいいだろうけど、新しい湯をもらうか明日の朝清潔魔法をかけながら水で洗ったほうが綺麗になるぞ」

「そう……ですか。ご主人様に髪の毛を洗ってもらうのは気持ちいいので楽しみにして

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     セルフィの気持ちを落ち着かせながら、金貨一枚でいいのか……なら本当にいつでもいけるし、RMTで金貨一枚分預金から下ろしたらすぐだな、と気分が落ち着いて問題が何もなくなったところで、寝床に戻る。 ……っと、その前にリンカちゃんか親父さんから話があるんだったな。多分話はマヨのことだろう。部屋に戻る前にどっちかを捕まえて話を聞いておく必要があるな。 親父さんが夜の部の仕事を終えて洗い物をまとめてやっていたので、セルフィを先に部屋に行かせて、仕事が終わるのを待ってから話しかける。「ああ、タカナシさん。話があるってのを聞いて待っていてくれたのかな。だとしたらそこそこ待たせてしまったかな」「気にしなくていい、お互い仕事がある中での話だし。それで、親父さんの話ってのはマヨのことであってるかな? 」「そうなんだ。商業ギルドが運営してる店にリンカを行かせて出来上がったマヨを買ってくるよりも、タカナシさんにお願いして作ってもらうほうが量も多いしタカナシさんにも利益になるんじゃないかと思ってね。今後は一日にどれだけ……っていうふうじゃなくて、お願いしたい前日には声をかけるから、その翌日に作ってもらうような形で注文をしようと思うんだけれど、いいかな? 」「前日に声をかけてくれるなら助かる。当日今から、となるよりは慌てなくていいからな。で、早速明日作ればいいのかい? 」「あぁ、頼む。値段的に買えないこともないんだが、リンカが買いに行ってる間手が使えない方がコスト的に厳しくてな」 そんなに並んでいるということか。まぁ、ブタハシュッカテイぐらい大量に注文するような店もあるんだろうし、トリキシでも同じようにマヨを買い入れているなら作る時間分並ぶのは仕方ないか。「繁盛してるようで何よりだな。これなら最初の区切り日での俺の収入も安心していられそうだ」「どっちで売れても収入になるってのは美味しいことだ。特許ってのは相当儲かるらしいな」「売れなくなったらそこまでだけどな。流行ってる間だけだよ。その間にまた次を考え出さないといけないからな」

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