All Chapters of 奴隷王女は宵獅子の愛に溺れる: Chapter 51 - Chapter 56

56 Chapters

51話

「痛くはないか?」 「あ、ふ……♡ 大丈夫、です……」 「そうか。では、このまま続けよう」 チェセルはマリアネラのクリトリスを舌先で愛撫する。熱い舌に覆われ、小刻みに動かされると、今にも果ててしまいそうなほどの強い快感に震える。「指を増やしてもいいか?」 「は、はい……」 緊張しながらうなずくと、頬にキスを落とされる。 「苦しかったらすぐに言うのだぞ?」 「あうぅ……♡」 指が追加されると、薄れかけた圧迫感が色濃くなる。幸い痛みはない。「声から察するに、痛みはなさそうだな」「はい、大丈夫、です……」 圧迫感ですらすらと言葉が出てこない。チェセルはマリアネラのクリトリスを舐めながら、指を広げてくるりと回したり、バラバラに動かして蜜壺を広げていく。 「んく……♡ は、あぁ……♡ 「だいぶほぐれてきたな。3本目、入れるぞ」 「は、はい……♡」  徹底的に慣らされた蜜壺は感度があがり、圧迫感でさえ快感に変える。3本目の指を追加され、マリアネラは絶頂しかけながら大きく仰け反る。「いい反応をする。私の指がそんなにいいのか?」  言葉を発するのも難しく、うなずいてみせると、チェセルは満足げに笑った。 「私に触れられて感じるお前は愛らしいが、この程度で満足されては困る。本番はこれからなのだからな」  本番という言葉に、体が固まる。チェセルのモノは、確かに指3本よりも太く長い。そんなものが自分のナカに入るだろうか? 「そうこわばるな。体に余計な力を入れると、痛みが強くなると聞くぞ。どれ、力を抜きやすいように、もう一度イかせるとするか」「ひゃうううぅっ♡」 クリトリスを思いきり吸われ、マリアネラは潮を吹きながら絶頂してしまう。全身の力が抜け、痙攣しながらチェセルを見上げる。「脱力しきっているな。今のうちに入れる。そのまま力を抜いておけ」  メリメリと裂けるような感覚と痛みに、涙と悲鳴が溢れてくる。耐えられないほどの痛みではないが、普段痛みを感じない部位へのダメージは想像以上のものだった。「ひぎっ、あぁ……。んぐ……! い、いた……」 「痛みばかりはどうしてやることもできん。それに、まだ半分しか入っていないぞ?」 「そんな……!」 彼とひとつになるには、まだ痛みに耐えないといけない。それだけでも怖いのに、これ以上奥に入れられると思
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52話

 チェセルはマリアネラを抱きしめ、角度を変えて何度も深く口付ける。舌が絡む度にマリアネラの体は反応し、チェセルの太いものを締め付けてしまう。その度に鈍痛が生じるが、回数を重ねていくと痛みが緩和してくる。「私の背中に腕を回せ」「はい……」 チェセルの逞しい背中い腕を回すと、再び深く口付けられる。「ん、ふ……♡」 キスの気持ちよさで脳が蕩け、体の力が抜けていく。マリアネラはその心地よさに身を委ねた。「お前の痛みが落ち着くまで、いくらでも待ってやる。だから、焦らずに少しずつ慣れろ」「はい、チェセル……」 顔を見れば、チェセルにも余裕がないのが分かる。そんな状態での気遣いに愛を感じ、胸が高鳴る。 チェセルはマリアネラの髪を撫でながら、何度もキスをする。安心感で体の力がすっかり抜け、酸素不足でぼんやりした頭でチェセルを見つめる。「少しは落ち着いたか?」 マリアネラはこくりと小さくうなずく。酸素を取り込むのに精一杯で、うなずくのがやっとだった。「では、奥まで入れるぞ」「あぐっ……! っ……!」 奥に進むにつれ、痛みがぶり返す。マリアネラはチェセルを心配させまいと、悲鳴を噛み殺した。「全部、とまでは行かないが、奥まで入ったぞ。少しつらそうだな」「だ、大丈夫……」 強がってみせるが、額から冷や汗が流れ、顔が引きつっている。誰がどう見ても、大丈夫には見えない顔だ。「無理をするな。私達はもう夫婦なのだ。遠慮はいらぬ。つらいのなら、また口づけで紛らわせてやる」 甘く激しい口づけに酔いしれながらも、気を遣わせてしまっていることに罪悪感を覚える。口づけが終わると、マリアネラはチェセルの目を真っ直ぐ見つめた。「もう、大丈夫ですから……。動いてください」「無理はするなと言ったばかりだというのに……。では、ゆっくり動こう」 チェセルは苦笑すると、マリアネラの額にキスを落とす。 緩やかな律動が始まると、痛みが僅かに強くなるが、チェセルが何度もキスをしてくれたおかげか、さほどひどくはない。「あぅ、んんっ……!」 結合部からはくちゅくちゅと卑猥な音がし、羞恥が性的興奮に変わっていく。愛液がどんどん溢れ、滑りが良くなり、徐々に快楽が押し寄せてくるようになった。「あ、あぁ……♡」「はぁ、やはり処女はキツイな……。その甘い声ととろけた目からして、痛みはだ
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53話

 快楽を貪るように何度もキスを繰り返していると、絶頂が近づいてくるのを感じる。 「お前も、最中の口づけが気に入ったようだな。そのとろけきった目、とてもそそる……」「や、んんっ♡ ああぁっ♡」 「声が高くなって、腰も浮いてきたな。もうイくだろう?」 チェセルも余裕がないのか、悩ましげな顔をしている。 「我慢できそうにない……。少しばかり、手荒になる」「ひううっ!?」 額にキスを落とされると、律動が激しくなり、マリアネラは思わずチェセルの背中に爪を立ててしまう。「……っ!」「あ、ご、ごめんなさ、ああっ♡」 「……っ! くくっ、お前という女は……。謝るな。愛する女の爪痕は、男の勲章だ。好きなだけ爪を立てろ」「あ、あ、あぁっ♡ チェセル……、私、もう……♡」  目の前がチカチカしてきて、絶頂がすぐそこまで迫っていることに気づく。 「くっ、私ももう限界だ……。このまま、共に果てるぞ……!」「ひあああっ♡ あ、あぁ……♡」 最奥に打ち付けられ、子宮が押し上げられ、そのまま射精される。熱い精液が子宮口に叩きつけられ、快楽に震えながら絶頂を迎えた。 「はぁ、はぁ……。こんなに満たされた気持ちになるのは、お前だからなのだろうな。まだまだ愛し足りないが、これ以上お前に負担をかけるわけにもいかない。抜くぞ」「んうぅ……♡」  太い陰茎を抜かれただけでも感じてしまい、軽く仰け反り、甘い声が零れてしまう。 「感度が上がりすぎて、抜いただけで感じるか。可愛い奴め。こっちを向け」 「んんっ……♡」 何度目かすら分からないキスが、快楽の余韻を長引かせる。 「もうお前に、あのような惨めな思いはさせない。お前は私の隣で笑っていろ」 「はい、チェセル」  マリアネラが返事をすると、チェセルは懐かしむように目を細めた。 「初めてこの城に来た日と比べると、素直になったな」 「あの頃は……、あなたのことをよく知らなかったから……。それに、色々と余裕がなかったのよ」「あ
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54話

 翌朝、目が覚めると下腹部に鈍痛を感じる。その痛みが、昨晩の出来事が嘘でも夢でもなかったと教えてくれた。 「もう起きたか。どこかつらいところはないか?」 声を頼りに見上げると、チェセルは軽装を身にまとってアイスティーを飲んでいた。サイドテーブルにはグラスがもうひとつと、ふたり分のサンドイッチ。「大丈夫。少しだるいけど、動けないほどではないわ」「そうか。だが、念の為に今日は安静にしておけ。お前も紅茶を飲むか?」「えぇ、いただこうかしら」 チェセルの手を借りて起き上がり、隣に座ると、グラスを差し出される。受け取ってひと口飲めば冷たい紅茶が食道を通って胃に落ち、眠気を和らいでくれる。「聞きたいことがあるの」「私に答えられるものなら答えよう」「いつから、私のことが好きなの?」 マリアネラの問いに、チェセルは一瞬目を丸くし、懐かしむように目を細める。「お前に好意を抱いた時のことか……。思えば、この恋煩いも長いものだったな」「そんなに長いの?」「12年ほど前だろうか……? 舞踏会でお前と一緒になったのは。私がお前を好きになったのは、その頃だ」「12年前って……。お互い子供だったじゃない」「あぁ、そうだな。だが私は、子供の頃から周囲に疎まれていた」 その言葉を聞いて、マリアネラは母の言葉を思い出した。『宵の国のチェセル王子には、あまり近づいてはいけません。何をされるか分からないんだから』 そう言い聞かせられる度に返事をしながら、何故母がそんなひどいことを言うのか不思議でならなかった。 チェセルの悪評は幼い頃から聞いていた。『勉強など一切せず、剣ばかりを振り回している』だとか、『気に入らない使用人を殺した』だとか、殺伐とした噂があった。 だがマリアネラは恐ろしいと思いながらも、それが真実だとは思えなかったのだ。「その顔からして、私の悪評は聞いていたようだな。国同士が近いのだから、当たり前か」「そうね。母上は、あなたに近づくなとよく言い聞かせてきたわ。けど、父上の教えに反してると思ったの」「ほう? どのような教えだ?」「『人は火のないところに煙は立たないと言い、噂を真実のように話すが、噂は噂。自分の目で確認してから信じなさい』って。怖くなかったわけじゃないけど、やっぱり、知らないのに一方的に怖がったり嫌ったりするのって、違うと思ったか
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55話

「軽蔑していたのに、どうやって私を好きに? ただ声をかけてきたから、というだけではないのでしょう?」「声をかけてきただけというがな、私に声をかけてきたのは、本当にお前くらいだった。それだけでも充分だ。だが、もちろんそれだけではない。好意というより、好感を持つ出来事がいくつもあった」「好感? なにか特別なことでもあったかしら?」 チェセルとの思い出を振り返ってみるが、奴隷前の記憶は舞踏会のような社交の場や公務で会い、言葉を交わした程度だ。会話のほとんどが互いの国のことや挨拶で、それ以外はちょっとした雑談をしたくらいで、特別な記憶はない。 マリアネラにとっては、暗殺から守ってくれた時のことは大事な思い出ではあるが、マリアネラはこの城に来るまで、あれがチェセルだとは知らなかったし、チェセルも言おうとしなかった。 つまり、好感を持ってもらえる思い出らしきものがない。「陽の国に視察に行った時、 小さな子供が2、3上の子供にいじめられていた。お前は迷わずに子供を助けていたな」 そう言われ、記憶が蘇る。チェセルが陽の国に来た時、マリアネラが案内をしていた。その時彼の言ったように子供がいじめられていたのを助けたことがあった。「当たり前のことをしただけよ」「それを当たり前だと言い、実行する王族などそうはいない。他国を視察した時に似たような場面に遭遇したが、 見て見ぬふりをするか、鼻で笑うかのどちらかだ」「国民ありきの王族なのに……」 正義感の強いマリアネラからすれば、困った弱者を見捨てるなどありえない。ましてや、国を守る王族とあろう者が、子供ひとり助けようとすらしないなど、あってはならない。「それだけ他国の王族は、自分の国民に無関心なのだ。お前は王女として国民を思い、様々な政策を考案し、 実現させていった。その噂はよく耳にしていた。これらにも好感を持っていたな」「なんだかちょっと照れくさいわ……。決定打はなにかしら?」「先ほど、成人する少し前から声をかけられるようになったと言っただろう? あの女共は、地
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56話

「それは……、奴隷の私を買ったから……。あの頃は、夜伽の練習もあまり好きじゃなかったし、私の中で葛藤してたのよ」「お前を買ったことで、私が奴隷で遊ぶような男だと勘違いしたのか。 国王……、父はよく奴隷を買い、戦闘スキルを身に着けた使用人にしていたが、 私が買った奴隷は、後にも先にもお前だけだ」「え? もしかして、ここの使用人って……」「父王が奴隷市場から拾ってきたのが大半だ。メリーもな」「嘘……!」 メリーや他の使用人達の顔を思い浮かべる。彼らはいつも朗らかで、暗い顔を見せることなどなかった。 「父の行ったことは素晴らしいが、根本的な問題を解決せねば、同じ悲劇が繰り返されるだけだ。 かつてのお前のようにな」「チェセル……」「人身売買など反吐が出る」「そうね……。あの悲劇は繰り返してはいけないわ……」 マリアネラは奴隷市場での惨劇を思い出す。1食分の値段で買われ、乱暴に引っ張られて連れ出された少女達は、今頃どうしているだろうか? 「お前は身を持って経験したから、余計嫌悪するだろう?  私が国王になった暁には、奴隷商売を徹底的に潰すから安心しろ」「チェセル……」 感極まり、思わずチェセルの胸板に飛び込み、顔を埋める。チェセルはそんなマリアネラを優しく抱きしめた。「もう、お前に怖い思いはさせない。お前の居場所は薄汚れた檻ではない。私の腕の中だ。何人《なんぴと》たりとも近づけないと約束しよう」 チェセルはいつものように、マリアネラの額にキスを落とした。「奴隷制度や市場を廃止する前に、まずは陽の国を復興させねばな」「はい……!」 ようやく陽の国の王女として動けると思うと、感涙にむせぶ思いだ。今までは城の地下に隠れ、宵の国に保護されてからもずっと城で暮らし、国民のために何もできなかった。 自分だけがこんなにいい暮らしをしていていいのかと、罪悪感に押しつぶされそうな時もあったが、ようやく彼らのために何かできる。 チェセルの行動ははやかった。陽の国は宵
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